誰もが食べられるピザ・パスタ・焼き菓子を目指して

ドイツの製薬企業Bayer AGの投資部門Leaps by BayerのYoutubeチャンネルにおいて、Ukkoが特集されている。

2022年に公開された動画でUkkoのCEO兼共同設立者であるANAT BINUR氏は、このように語っている。

「Ukkoが目指すのは、安全なグルテンがこの世に流通することで、食品会社やベーカリーが、ピザ、パスタ、焼き菓子といった私達の大好きな食べ物を、セリアック病を含む過敏症を持つ人々にとっても安全に作れるようになる未来である。」

また、同社会長兼共同設立者であるYANAY OFRAN氏は、このように語っている。

「我々は、免疫システムがアレルゲンにどう反応し、アレルゲンを変えるのかを研究している。まずはピーナッツアレルギーの治療から始めている。」

Forbes誌が2023年に発表した報道によると、Ukkoは今年、臨床試験を通じて、初めて患者を対象とするプロダクトテストを実施する予定だ。

実際に“アレルギー反応を誘発する要素”を編集したタンパク質を用いて、患者に害を及ぼすことなく免疫システムを調節できるのだろうか。

アレルゲンそのものの改善に着目し、世界の食物アレルギー市場をリードする先駆者・Ukkoの取り組みに、今後も要注目だ。

参考・引用元:Ukko公式サイト

(文・Mika Ito)