松本山雅FCは今月6日開催の明治安田J3リーグ第8節で、ツエーゲン金沢に1-6と大敗。ネット上で霜田正浩監督の解任、神田文之代表取締役社長の辞任、田中隼磨元エグゼクティブアドバイザーの復帰を望む声が挙がっている一方で、金沢ゴーゴーカレースタジアムにおける松本サポーターの“居残り抗議”が批判の対象となっている。
松本は昨季、J3リーグで9位に終わったものの、霜田監督を続投。J2復帰を懸けてシーズンに臨んだが、第7節終了時点で2勝3分2敗と開幕ダッシュに失敗。金沢ゴーゴーカレースタジアム開催の金沢戦では、5分にFW山口一真のゴールで先制したものの、26分から38分までの間で一気に4失点。後半にも2度ゴールネットを揺らされるなど、地力の差を見せつけられた。
チームの不甲斐ない戦いに、ファン・サポーターの怒りは頂点に。試合後、アウェイゴール裏の一部サポーターは選手にブーイングを浴びせたほか、長時間にわたり抗議。監督交代やクラブ幹部の責任を問う声が挙がっていたという。
しかし、X(旧ツイッター)では金沢関係者の話として「金沢ゴーゴーカレースタジアムの使用料金は結構高い」という声が。金沢サポーターや他クラブのファン等からは「金沢からしたらただただ迷惑でしかない」「松本サポーターはアルウィンで居残りをやるべき」と松本サポーター批判が相次いでいるほか、「金沢はスタジアム使用の追加料金を松本に請求すべき」という提言も見られる。
今年2月18日にオープンした金沢ゴーゴーカレースタジアムは、ツエーゲン金沢、公益財団法人金沢市スポーツ事業団『かなざわスポーツネット』、『株式会社KSC』が指定管理者に。同スタジアムの公式サイトによると、アマチュアスポーツ以外の団体は1時間あたりのスタジアム・フィールド利用料金として132000円、大型映像装置で7700円、放送設備で660円を負担。メインスタンド1階の会議室やメインスタンド3階のVIPラウンジ、ビジネスラウンジ等の使用でも利用料金が発生する。