東京・南青山のセレクトショップ「L’ECHOPPE(レショップ)」が、ニットウエアブランド「BATONER(バトナー)」とコラボレーション。

「L’ECHOPPE」の仕掛け人である金子恵治氏が持つヴィンテージのバスクシャツをベースにしたアイテムを、3月30日(土)より発売する。

ヴィンテージライクな「BATONER」別注のバスクシャツ

両ブランドのコラボレーションが始まったのは、「L’ECHOPPE」のスタッフが「BATONER」の展示会に足を運んだことがきっかけだった。

「BATONER」は、ニットの産地として知られる山形県で、さまざまなメゾンやメーカーの製品を手掛けてきた奥山メリヤス社が運営するニットウエアブランドだ。「BATONER」のアイテムといえば、滑らかで気持ちのいい素材感、そして普遍的なデザインが頭に浮かぶ。

しかし、展示会に並んでいたインラインのバスクシャツは、コットン・リネン・ラミーを混紡したオリジナル素材による強撚糸から作られており、どちらかというと粗野な風合いが目立っていた。

これを見て思い出されたのが、「L’ECHOPPE」の仕掛け人である金子氏が所有するヴィンテージのバスクシャツだ。ヴィンテージ特有の退色感は、他にはない唯一無二の魅力を放つ。

「BATONER」が扱うものとしては珍しいヴィンテージライクな素材感のシャツは、その雰囲気を再現するのにぴったりだった。

こうして、「L’ECHOPPE」は実際に金子氏の私物であるバスクシャツを「BATONER」に持ち込み、この魅力を再現することに。造りはニットだが、見た目はヴィンテージという新しいバスクシャツができ上がった。

素材とシルエットのバランスにこだわる

従来のバスクシャツといえば、どことなく“おじさんのアイテム”といったイメージがある。「BATONER」別注のバスクシャツは素材からくる印象が粗野なこともあり、フィッティングはレディースのインラインを修正してポップに仕上げた。

ざっくりとした風合いなので、夏でも涼しげに着ることができる。軽やかな揺らぎも、アイテムの魅力を押し上げるポイントに。

ニットのプロである「BATONER」が作り出した、まったく新たなバスクシャツ。クロークに一着備えておけば、春から秋まで長期間重宝しそうだ。

【BATONER】別注 Basque Shirt
価格:¥22,000(税込)
カラー:ベージュ、ネイビー、レッド
サイズ:M、L
発売店舗:L’ECHOPPE渋谷店、EC

(IKKI)