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【閲覧注意】“全身の95%に火傷を負った男”の笑顔が眩しすぎる!「なぜ僕は生き残った?」 自己嫌悪の果ての境地
(画像=画像は、「YouTube」より,『TOCANA』より 引用)

 米テネシー州の都市ミリントンに住むジョニー・クインさん(18)は、4歳のときに火事で九死に一生を得た。姉のリーアさんに火災現場から救出されたのだが、全身の95%に火傷を負ってしまった。そんなジョニーさんは長い間、火傷の痕が残った自らの肉体を受け入れられずにいた。自分のことを“怪物”だと思って自己嫌悪に陥り、食欲不振に陥るほどの苦しみを味わいながら、火傷痕を治すため80回以上の再建手術を受けてきた。しかし現在は、同じような境遇の人々を励ますことを目標に決め、自らの火傷痕を受け入れられるようになったという。

 その日、4歳のジョニーさんは自宅の裏庭にある小屋で遊んでいた。このとき、飼い犬がろうそくを倒してしまい、火事になった。当時、姉のリーアさんは兄弟たちのベビーシッターをしていたが、ジョニーさんの叫び声を現場に駆け付け、燃え盛る小屋からジョニーさんを何とか助け出したのだった。

 世界のびっくり映像ニュース番組「Barcroft TV」に出演したジョニーさんは、「どうして僕は生き残ってしまったのだろう? どうして炎の中で死ななかったのだろう?」と煩悶した日々を思い出しながら、次のように語った。

「10歳と11歳であらゆるトラブルが始まったとき、僕はさまざまなことを理解しました。十代になると、自分の外見に悩みました。自分が全く普通の人間に見えないことに気づいたんです。自分の外見が心の底から嫌いになりました。僕は自分が正真正銘の怪物だと感じていて、友達を作るべきではないと思っていました。というのも、誰もが僕を怖がっていて、僕も彼らを拒絶していたからです。僕は長い間ずっと混乱していて、それが原因で食欲不振になりました。自分の体を大切にしたくなかったので、食べるのをやめたんです。どれほど自分勝手にふるまっているかには決して気づきませんでした。僕のことを大切にしてくれる家族もいましたが、それにすら全く気づきませんでした」

 大学に進学することになったジョニーさんは現在、「僕が公共の場に行くと毎日いつでも、とてもたくさんの人々が私を凝視します。でももうそのことには本当に慣れました」と語り、自分自身を受け入れることの大切さを実感している。毎日鏡を見ながら自分の嫌なところを探すのをやめ、どうしたら自分を高められるか、どうやったら自分を受け入れられるかを模索しているという。そして、身体的な特徴に対する世間の関心を促すため、「カレジャス・フェース財団」とともに活動している。この財団は、肉体的・精神的な特徴を有する人々の意識を高め、公正な待遇と機会均等を促進するために設立されたものだ。

「僕は人々の意識を変える人になりたいんですよ」と言うジョニーさんは、周囲の人々に支えられながら、新たな人生への第一歩を踏み出した。苦しみを乗り越えて成長した彼の笑顔は輝いている。
(文=標葉実則)

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