米国における中間層の割合は、減少傾向にある。1971年は61%だったが、2021年には50%に低下した。現在の低所得層の割合は29%(+4ポイント)、高所得層は19%(+7ポイント)となっている。
一家で年収8万ドルというのはニューヨークの人々にとって現実的ではないようだ。この結果を報じたニューヨークポスト紙の記事のコメント欄には、「家計をやりくりするには少なくとも11万ドル必要」「4人家族で8万ドルで、一体どの辺に住めるというの?」「NY州サフォーク郡で年収9万ドルだけど、その日暮らしの生活を送っている」といった声が上がっている。
なおSmartAssetの調査では、独身がニューヨーク市内で快適に暮らすには、138,570ドル(1,500万円)の年収が必要だという。