「日本の木を使い、育て、みらいに繋ぐ」活動を推進することで、持続可能な森林環境を確立し人と森林の豊かな未来を目指すという一般社団法人日本の森林のみらいは、使用済み割り箸を回収し資源として再利用する「割り箸リサイクルプロジェクト」を開始しました。
木や森を大切にしようというのに、割り箸を使うことはやめないの?……という考えは、誤解のようです。
木製の割り箸の利用は森林破壊につながらない
サステナビリティの高いアクションを心がけようとしたときに、木で作られた割り箸を使い捨てることに罪悪感を覚えたことはありませんか?
森林を伐採して作られる木材は、建築用資材や、家具、工芸品などが主な用途です。木材を加工したときに生まれる端材や残材、間伐材などを原料として、木材チップや割り箸などを製造します。
つまり、割り箸そのものが「アップサイクルプロダクツ」といえるモノ。使い捨てることが‟もったいない”のです。
割り箸リサイクルプロジェクトについて
使用済み割り箸をそのまま「ゴミ」にしてしまうには、まだ使える資源の無駄遣いだとして、この「割り箸リサイクルプロジェクト」が始まりました。
「割り箸リサイクルプロジェクト」では、飲食店や商業施設のフードコート、スーパーなどといった割り箸を利用、配布している事業者に使用済みの割り箸を回収・送付してもらいます。
回収のときには、端材を利用した専用のボックスを設置。汚れがひどい場合は、軽い洗浄と乾燥をお願いしているとのことです。
集めた使用済みの割り箸は製紙工場に送られ、紙として生まれ変わるといいます。本来、廃棄される割り箸をさらにアップサイクルできる取り組みです。
<参照>
使用済み割り箸を回収して資源に「割り箸リサイクルプロジェクト」を開始