■テナント料は月100万円

だが「それが会社の成長のきっかけにつながった」と明かすのは、同社のCEOであるデヴィッド・バーコーさん。彼はパンデミックの経験から、重要なことを学んだ。

まずはリモートでも、世界中から優秀な人材の雇用ができること。さらにいつ使用を再開できるか分からないオフィスのテナント料に、月々7,000ドル(日本円にして約100万円)も支払っていたことだ。

リモートワークになってからも、企業の業績はコロナ禍前と変わらなかったため、デヴィッドさんはオフィスを撤退し、完全にリモート化する決断を下した。