イギリス出身のあるシンガーソングライターが体験した出来事が、彼女自身が超常現象を調査することに強い興味を持つきっかけとなった。ブロカルドという名で通っている40歳の彼女は、近年、幽霊と思しき人物に夢中になり、そのおかげでかなりのファンを集めていたという。

 彼女によれば、ある夜、ヴィクトリア時代の兵士エドワードという名の幽霊と出会い、その後すぐに超自然的なロマンスが始まったのだという。2人の関係が具体的にどのようなものだったのかは不明だが、彼女はその幽霊に夢中になり、会場探しに苦労した末、ロンドンのペッカムにあるアサイラム礼拝堂で結婚式を挙げることになった。

「エドワードは、私の耳元で何かを囁いたり、優しく私をつついたりして、式の間中、彼がそこにいることを実感していました」と当時の彼女は語っていた。「エドワードが現れて、祭壇の前に立ったままにしておいてくれたことにとても感謝しています。私がついに彼の妻になったことに感激したんです」

 しかし、彼女の幸せも束の間、しばらくして幽霊が浮気をしていると確信し、すぐに離婚を申請した。彼女は前の夫がいなくなったと同時に、再び彼女に取り憑かないようにするため、エクソシストへも依頼したと主張した。

 この出来事について、こじつけのように聞こえるならそれは仕方のないことだ。実際、エドワードが存在したという具体的な証拠はなく、結婚は公式なものではなかったと論ずるには十分だ。それにもかかわらず、これらの経験は彼女の人生にかなりの影響を与え、それ以来、彼女は超常現象の調査に情熱を抱くようになった。

「今は定期的に幽霊を見ています。私は幽霊に敏感で、幽霊を引き寄せているようです」と彼女は言う。

「なぜこのようなことが起こり得るのかをよく理解し、自分の出会いを理解するために、私は常に霊媒師に相談しています。ある霊媒師は、エドワードと私は何らかの理由があってお互いの人生に干渉し合い、お互いに助け合ってきたのだという示唆を与えてくれました」

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【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

文=田中尚(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

提供元・TOCANA

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