■複雑だが事故率は低い

マジック・ラウンドアバウトは、世界有数の道路の専門研究機関・英国交通道路研究所(TRL)の卒業生であるフランク・ブラックモアによって1972年に建設された。

独特の交通ルールが採用され、車は真ん中の大きな円を一方通行で回るが、外側の小さなロータリーでは逆回りになる。

独特の形状ゆえに一見すると事故が起きやすそうに見えるが、実際には設計時から明確な車線分離や、適切な減速と良好な視認性などの安全性が十分に考慮されており、事故率は低い水準に抑えられているという。