■木星から届けられた信号なのか?
現代の科学から見ると、テスラにはいくつか初歩的な誤謬を犯していた形跡があるという。
たとえば、テスラは交流電流の先駆者であるにもかかわらず、電子の存在を信じていなかったという。その代わりに、彼は原子が宇宙の最小の構成要素であると考え、原子は完全な真空の中でしか存在しないとかつて主張している。
またテスラは“エーテル”が電流を伝達するという19世紀のエーテル理論を信じていたといわれている。
知的な宇宙人が送信した無線信号を受信したという彼の主張もまた彼の意外な初歩的誤謬の1つなのだろうか。
しかしテスラがこの信号を発見してから1世紀以上が経過し、意外なことにある研究チームがテスラの装置を再現し、少なくともその信号源が惑星起源である可能性があることを示唆している。
物理学者のケネス・L・コラム氏とジェームス・F・コラム氏の合同研究チームが2003年に発表した研究で「テスラが受信した信号を木星からの強烈な超長波(VLF)の検出として特定することは完全に合理的であるというのが我々の意見です」と言及している。
「懐疑的な人々を説得するには、まだかなりの作業が必要です。しかし肝心なのは、テスラのコロラドスプリングス研究所の受信機の1つで木星からのキロメートル信号を聞くと、時折『ピー…ピーピー…ピーピーピー』という音が聞こえたということです!」
この信号は木星から発信された知的エイリアンのシグナルであったのだろうか。
「偏光されたキロメートル信号(kilometric signals)は、黒点極小期に地球の電離層を通過します。テスラは、適切な場所に、適切なタイミングで、適切な行動をとり、惑星起源のこれらの異常な電気信号を検出できる適切な機器を備えていました。科学界は準備ができていませんでした」
つまり太陽黒点の極小期には微弱な電波でも地球の電離層を突き抜けることができるというのである。はたしてテスラは宇宙人と交信した人類最初の人物であったのか。この意外な研究の今後の進展が気になるところだ。
参考:「IFL Science」ほか
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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