■高血圧の“教育ママ”が緊急手術

 そして同じく今年1月13日、中国江蘇省連雲港市の37歳の女性は、小学4年生の息子に算数を教えていたところ、何度教えても息子が理解できていないことに腹を立て、もともと高血圧だった血圧はさらに高くなり、ある時点で胸に軽い痛みを感じ呼吸困難になった。

 母親は少し横になることにしてソファで休んでいたが、幼い息子がまだ問題を理解していないのを見て再び腹を立てて立ち上がろうとした矢先、胸に激痛を感じて床に倒れてしまったのだった。

 彼女はうずくまって大量の汗をかきながら呼吸困難になり、息子が父親に連絡すると救急車がやって来た。

 母親は病院に救急搬送された後、A型大動脈解離と診断され、緊急手術が行われた。医師らは大動脈の後壁に約2センチの裂傷と、大量の血栓を発見した。約7時間後、医師らが裂傷を修復し、ようやく女性の状態は安定したのだ。

“教育ママ”に心臓発作や脳卒中を患う親が増えている=中国
(画像=「Oddity Central」の記事より、『TOCANA』より 引用)

 健康専門家らは、女性は仕事や家事、周囲からのプレッシャーなどで常にストレスや不安にさらされており、それに輪をかけて子供の宿題がストレス要因のリストに加わったため、この種の健康上の問題を抱えやすくなっていると説明している。

 中国の少子化対策に端を発する学習塾の規制と家庭教師の禁止は、中国の教育熱心な親たちに思わぬストレスをもたらしているようだ。

参考:「Oddity Central」ほか

文=仲田しんじ

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

提供元・TOCANA

【関連記事】
初心者が投資を始めるなら、何がおすすめ?
航空機から撮影された「UFO動画」が公開される! “フェニックスの光”に似た奇妙な4つの発光体
有名百貨店・デパートどこの株主優待がおすすめ?
ネッシーは巨大ウナギではない! 統計的調査結果から数学者が正体を予測
積立NISAで月1万円を投資した場合の利益はいくらになる?