声チェックをしてみよう

次の文章を、ふだん話しているときと同じ声の大きさで、休まずひと息で読んでみましょう。息継ぎせずに、ひと息で読むようにしてください。これは、秋竹さんが推奨している声チェックの方法です。みなさんも、楽しみながらチャレンジしてみてください。

「ははは ある日 昼に ニヒルな母 アヒルにひるんで ハハハと笑った」

ひと息で言えなかったなら、腹式呼吸がきちんとできていない可能性があります。ハ行はほかの音と比べて、より多くの息を必要とするからだと、秋竹さんは言います。

このような時、筆者がオススメしたいのは録画です。自分の声を繰り返し確認することで状態を確認することができます。人間の声は変わっていきます。新人と、ベテランでは声が違うものです。仕事の内容によって声が大きく変わることもあります。

人間は千差万別、声帯のつくりも、骨格も違います。自分の声としっかり向き合うことはとても大切なことです。どのような表情で話をしているのか見直してみるといいでしょう。さらに、自然体で受止めることが大切です。

笑顔は声を、声は笑顔を、互いに作用して、より好意的な印象にします。その先には、よりよいビジネスコミュニケーションと成功が待っていることでしょう。

尾藤 克之(コラムニスト・著述家)

2年振りに22冊目の本を出版しました。

「読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)

 

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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