つまり、

中小型株のアクティブ運用には価値があるが、手間とストレスに耐えられる強いメンタルが必要。 大型株にはそもそもアクティブ運用する価値はない。

そこから導き出されるのは「個人投資家は株式投資は低コストのインデックス運用をすべき」というシンプルな結論です。

なお、本書には清原さんの日本人離れした皮肉とユーモアがあちこちに散りばめられていて、飽きない魅力があります。

勤務先だった野村證券での話や、ゼンショーやニトリなどの創業者とのやり取り、更には金融庁検査での検査官への対応など、トラブルの中でトラブルを楽しむような達観を感じます。

やはり、これくらい肝が座っていないとアクティブ運用で成功は出来ないのです。

全ての個人投資家に一読を強くおススメします。

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年4月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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