イタリア・ローマを代表するラグジュアリーブランドである「FENDI(フェンディ)」は、今年度の春夏メンズコレクションから、新作アイウェアを発売した。

メゾンが誇るクラフトマンシップを継承しつつ、革新性を反映した新作アイウェアは、「フェンディ」直営店および公式オンラインストア「fendi.com」にて販売中だ。

現在も受け継がれる「フェンディ」のセレリア

1925年、アデーレ・カサグランデと、その夫エドアルド・フェンディは、ローマに「フェンディ ブティック」の第1号店をオープンした。そこで永遠の都・ローマの馬具職人から二人が受け継いだセレリアが誕生し、現在のフェンディへと受け継がれている。

その時から約100年の時を経た今も、「フェンディ」の職人たちはセレリアステッチをすべて手作業で行う。それは、新しいスタイルのバッグ全体、そしてウェアを彩る飾りとしても施される。

フェンディの春夏 メンズコレクションにおいて、アーティスティック ディレクターのシルヴィア・フェンディ氏は、同メゾンのクリエイションを支える革新と、唯一無二のクラフトマンシップを称え、コレクションの美学を反映しながら、ステートメントスタイルを探求した。

そして今回は、春夏メンズコレクションで発表された新作アイウェアの販売を開始した。

メゾンの伝統と革新性が反映されたメンズアイウェア

新作アイウェア「FENDI GRAPHY(フェンディグラフィー)」は、同名のバッグからインスピレーションを得た際立つエッジと、「FENDI」ロゴのシグネチャーが目を引く。

ヴィンテージの雰囲気を纏う新しいパイロットシェイプは、ダブルブリッジを配し、テンプルに施された「FENDI」ロゴにより、さらなる個性を放つ。同アイウェアは、ブラック・ブラウンの2色展開で、価格は70,400円(税込)だ。

「FENDIGRAPHY Diagonal(フェンディ ダイアゴナル)」ラインは、メゾンのシグネチャー「ダイアゴナル」デザインへの賛歌として誕生した。このラインから登場したアイウェアは、大胆なアセテート素材を使用した新しいデザインで再構築され、テンプルに施された「ダイアゴナル」のディテールが特徴的だ。

トーン・オン・トーンのメタルインサートと、レーザーで刻印された「FF」ロゴパターンにより個性的な魅力を放つ「フェンディ ダイアゴナル」は、ブラック・ブラウンの2色展開で、価格は63,800円(税込)。

マスクシェイプの「FENDI Lab(フェンディ ラボ)」は、今年の春夏コレクションのコンセプト「実用的なエレガンス」を体現した主張あるスタイルを特徴とする。大胆なオーバーサイズモデルは、フレームの周囲とテンプルにアイコニックな「FF」ロゴパターンをあしらう。

未来的なマスクシェイプ・光沢感のあるベース・テンプルはコントラストのあるマットな仕上げを施す。「フェンディ ラボ」は、ブラック・グリーンの2色展開で、価格は69,300円(税込)となる。

職人たちの魂を受け継ぐ、フェンディの新作アイウェアは、大人の男にこそふさわしいアイテムといえるだろう。

(高野晃彰)