■「子育てを分かってる」と称賛の嵐

ポスト本文は「『どっちもせいかい』って言葉のチョイスも個人的には好き」と締められており、確かに「どちらも正解」という表記とはニュアンスの異なる「温かさ」や「優しさ」が感じられないだろうか。

こちらのポストは、投稿から数日足らずで4,000件近くものリポストを記録するほど話題に。他のXユーザーからは「お子さんを育てる環境や、その人の気持ちに寄り添ったような商品があるだけで気持ちが救われますよね」「これをデザイン企画した人は、子育てを分かっている人だと思います」「我が家の息子も愛用しています!」など、称賛の声が相次いでいたのだった。

実際に子供に着用させてみての感想を、ポスト投稿主・ぽぷぺさんに聞いてみると…。

■「心に余裕ができた」と大満足

今回、多くのユーザーの注目を集めたのは「ラクっと!お手軽レギンス!」なる逸品。

しまむらで買ったズボン、タグの8文字に衝撃走る 全国の親から「子育て分かってる」の声
(画像=『Sirabee』より引用)

購入に至った経緯について、ぽぷぺさんは「毎朝の保育園準備がとにかく大変で、着替えに手間取ることが多くありました。そんな折、しまむらでたまたま見かけたレギンスの『どっちもせいかい』という優しさを感じるタグに心惹かれて買ってみました」と振り返っている。

使用した感想については「逃げ回る子供を追いかけながら前後確認する必要もなくサッと穿かせられたり、子供が『自分で穿きたい』と言ってきた際にも細かいことを気にせずチャレンジさせられるので、ちょっとした変化で心に少し余裕ができたことが嬉しかったです!」と、子育てに苦労する母親ならではの、熱いコメントが得られたのだ。

多くのユーザーから絶賛の声で迎え入れられている同商品は、果たしてどのような経緯で開発されたのだろうか。その背景について「株式会社市しまむら」に取材を打診したところ、残念ながら回答は得られなかった。

誕生背景は不明だが、開発担当者やデザイナーが商品に込めた思いやりは、多くのユーザーに届いているはずだ。