表参道の「南青山 即今(そっこん)」では、日本文化の総合芸術と言われる茶道の醍醐味である「茶事」が体験できる。
同店では、4月13日(土)より開催される、「根津美術館」の「国宝・燕子花図(かきつばたず)屏風展」に合わせ、「燕子花コース」の販売を開始した。
また、4月20日(土)には、レストラン「polyphony(ポリフォニー)」とコラボしたイベントも開催する。
表参道の隠れ家。茶事が体験できる「南青山 即今」
同店は、茶道宗和流十八代の宇田川宗光氏が監修する茶事体験の店で、蝋燭灯りの小間の茶室で体験する茶道の点前、広間でくつろぎながら味わう茶懐石が愉しめる。
茶懐石料理は、出張茶懐石料理店「いわや」で30年以上修行した岩谷博一氏が板長を務め、菓子職人やバーテンダー、海外レストランなど、さまざまな経歴を持つスタッフたちが腕を振るう。
「燕子花図屏風」をイメージした料理やカクテル
季節の移ろいを愉しむ茶事では、この時期になると茶室の室礼を変えて風炉が始まる。
茶懐石の再現コースを提供する同店では、昭和12年5月に、「根津美術館」の初代根津嘉一郎氏が「燕子花図屏風」を飾って開催した「斑鳩庵初風炉茶事」を再現。同店の「即今コース」を「燕子花コース」として販売している。
当時の再現メニューはもちろん、オリジナルカクテルとして、「根津美術館」に咲き誇る燕子花にちなんだカクテル「燕子花」も登場する。
価格はカクテルも含めて15,000円。コースから季節を感じてみよう。
野菜料理とお茶のペアリングが楽しめるイベント
野菜料理に日本酒・日本ワインをペアリングするレストラン「polyphony」と、茶道宗和流十八代の宇田川宗光氏が亭主を務める「一枝窓polyphonny茶事」を、4月20日(土)に開催する。
同イベントは、6時から開催される「朝茶」と、11時から開催される「昼の会」にて、4時間の本格茶事が愉しめる。
この機会に、茶事の愉しさを学んでみては。
南青山 即今
所在地:東京都港区南青山5-12-4 全菓連ビル B1F
定休日:水曜日
一枝窓polyphony茶事
開催日時:4月20日(土)朝茶6時〜、昼の会11時〜
開催場所:一枝窓
所在地:東京都武蔵野市関前4丁目10番12号
参加費:朝茶 25,000円、昼の会 30,000円
(田原昌)
※「南青山 即今」は事前予約制
※料金はすべて税込
※「一枝窓polyphonny茶事」は、席数に限りあり