日本代表MF守田英正は、今月11日までにポルトガル1部スポルティングCPと契約延長で合意に達した模様。同クラブ率いるルベン・アモリム監督にMF遠藤航擁するリバプール行きの可能性が報じられる中、今夏残留はほぼ確実とみられる。
川崎フロンターレ、CDサンタ・クララなどを経て、2022年夏にスポルティングへ完全移籍した守田。加入1年目から主力選手として活躍すると、今季もここまでリーグ戦22試合の出場で2ゴール4アシストをマークするなど、上位躍進の原動力に。アモリム監督やクラブ首脳陣から高評価を得ている。
守田とスポルティングの契約延長の可能性は以前から再三にわたり報じられていたが、ポルトガル紙『レコルド』が今月11日に報じたところによると、両者は今年2月から交渉を進めた結果、2026年6月から2年間の契約期間延長で合意。年俸は45万ユーロ(約7200万円)から75万ユーロ(約1億2000万円)にアップするほか、契約解除金も4500万ユーロ(約71億円)から6000万ユーロ(約95億円)に引き上げられるという。
一方、英メディア『スカイスポーツ』ドイツ版は今月9日に「アモリム監督はリバプールと口頭で合意に至った。3年契約締結の可能性について話し合っている」とリポート。指揮官は2022年9月のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)トッテナム戦前の会見で、「あらゆる監督が、少なくともひとりの日本人選手を指導すべきだ」と語るなど守田を称賛。内田篤人氏をはじめ、日本の識者からはアモリム監督と守田の“ダブル移籍”を期待する声が挙がっていた。
また、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』は今月9日、ユベントスがMFアドリアン・ラビオの後釜として守田をリストアップしている可能性を報道。記事では「ユベントスは2022/23シーズンのUEFAヨーロッパリーグでスポルティングと対戦した時、守田のパフォーマンスに感銘を受けた」と綴られていたが、契約延長合意により今夏移籍の可能性は消滅したと考えられる。
これらにくわえて、守田の“格安年俸”も話題に。日本代表選手の年俸については、MF三笘薫が昨年10月にブライトンと契約延長した際、英メディア『ロンドン・ワールド』は「年俸416万ポンド(約7億5000万円)の5年契約を結んだ」と報道。イタリアメディア『トゥットメルカート』は今年2月末に「鎌田大地の年俸は300万ユーロ(約4億9000万円)であり、ラツィオで3番目の高給取りだ」と伝えたほか、フランス紙『レキップ』はFW伊東純也(スタッド・ランス)の年俸が120万ユーロ(約1億9600万円)、MF南野拓実(ASモナコ)の年俸が276万ユーロ(約4億5400万円)と紹介していた。