やはり理解できない速読術

すべてとはいいませんが、速読ビジネスにきな臭さを感じるのはなぜでしょうか。私が人より100倍速く本を読むことができる魔法を手にしたら、他人には絶対教えないと思います。ありとあらゆる情報をインプットしてビジネスに応用するでしょう。

司法試験予備試験を経て司法試験を目指したり、東大を受験しても面白いでしょう。弁護士資格、東大合格が簡単に実現できるようになったら、ビジネスに転用できます。おそらく、日本全国の予備校を傘下に収めることができるでしょう。人は目に見えない力をほしがりますが、そんな簡単なものはないと考えています。

なお、速読術は消費者庁や国民生活センターで問題になったことがあります。不当な勧誘や契約に関するトラブル、効果について科学的な根拠が不十分であるなどの情報提供も行っているからです。関心がある方は、十分な情報収集が必要です。

尾藤 克之(コラムニスト・著述家)

2年振りに22冊目の本を出版しました。

「読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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