スイスの高級時計ブランド「Girard-Perregaux(ジラール・ペルゴ)」から、1975年に登場したブランドのアイコンウォッチの新作が登場する。「ロレアート クロノグラフ Ti49」は、オリジナルの複雑な形状のケースに、優れた素材として評価の高いグレード5チタンを組み合わせたモデル。クラシックなロレアートにこの強靭な合金が用いられるのは今回が初めてだ。
グレード5チタンが生む独特の美しさ
「ロレアート クロノグラフ Ti49」は、42mmのケースに収められ、初代モデルから受け継がれるアイコニックなデザインを忠実に再現している。トノー型ケースに台座が乗り、八角形のベゼルが重なるこのデザインは、多面的で角の多い形状によって独特の光と影を生み出し、複雑な輪郭を際立たせるものだ。
また、初めてグレード5チタンが使用されることで、さらなる洗練された美しさが実現。洗練されたポリッシュ仕上げが特徴的な美しさを放ち、さまざまなディテールが魅力的に輝いている。
自社製キャリバーGP03300の美しい装飾
時計のディテールにもこだわりが見られる。モノクロームの配色とチタンのグレーカラーにアクセントをを加えるクル・ド・パリ模様が施され、文字盤の魅力を引き立てる。時針や分針には蓄光塗料が施され、視認性を高めるほか、渦形仕上げのカウンターや日付表示など、機能性も兼ね備えるなど、ディティールに抜かりはない。
渦形仕上げの3つのカウンター:30分積算計、12時間積算計、スモールセコンドが文字盤をさらに際立たせ、4時位置と5時位置の間に配置された日付表示は数々の機能をまとめ上げる。GPロゴ、モデル名、ミニッツトラックに加え、カウンターを取り囲むマーキングはすべてホワイト。グレーの文字盤と美しいコントラストを成しているだけでなく、視認性の向上にも貢献している。
ロレアート クロノグラフ Ti49の軽量ケースには、自社製キャリバー GP03300が収められている。419個の部品で構成されるこの自動巻きムーブメントには美しい仕上げが施され、円形とストレート グレインの「コート・ド・ジュネーブ」、ペルラージュ、サテン仕上げ、面取り、鏡面仕上げ、渦巻き模様、エングレービング、サンレイ仕上げ、ブルーのスティール製ネジといったさまざまな装飾も施されている。
グレード5チタンの採用により、洗練された美しさが際立ち、独特の魅力を放つ「ロレアート クロノグラフ Ti49」。見る者を魅了し、使う者に信頼と満足をもたらす素晴らしい時計である。
(akihiro takeji)