キャセイパシフィック航空は、3月より、香港のミシュラン星付き広東料理レストランDuddell’s(ダドルス)と提携した機内食メニューを刷新し、機内での提供を開始した。

新メニューは、香港発の長距離路線のファーストクラス・ビジネスクラスの一部で提供する。

魅力を増したダイニング体験をユーザーに提供

今回の機内食メニュー刷新は、キャセイパシフィックが行う、香港で高く評価されているレストランやブランドとのコラボレーション施策の一環だ。

本格的な広東料理をはじめ、中国各地の名物料理、洗練された伝統料理などを機内で提供する、キャセイのダイニングコンセプト「香港フレーバー」がさらに充実。より魅力を増したダイニング体験をユーザーに提供する。

コラボを行う、Duddell’sは、香港を拠点とする、ミシュラン星付きの本格的な広東料理レストラン。アートや文化を愉しむ人々の社交場的な存在で、セントラル地域の中心にある歴史的なDuddells通りに店舗を構える。

香港フレーバーをさらに充実させる新コラボメニュー

ファーストクラスの前菜は「黒酢風味の豚肉のテリーヌ」。熟成した豚肉を茹でて加圧し、薄くスライス。中国の黒酢を使った甘くてスパイシーなソースを添える。

メインディッシュは、柔らかいアワビと鶏肉を、四川山椒・醤油・ナンプラーで仕上げる「アワビとチキンのソテー 青菜添え」。ベルベットのように滑らかな舌触りで贅沢な食感と味の「鱈、金華ハム、椎茸の重ね蒸し」の2種類から選択できる。

デザートは、黒ゴマタルト豆腐アイス添え」。ナッツの香ばしい風味が魅力の黒ごまムースをタルトで包み、軽くてクリーミーな豆腐アイスクリームを添える。

ビジネスクラスの前菜は、「四川風ポーチドチキンの胡麻チリソース」。やわらかく茹でた鶏肉に胡麻と唐辛子を効かせた濃厚なチリソースを添え、スパイシーかつフレッシュに仕上げる。

メインディッシュは、新メニューの中でも目玉の一つとなる一品で、新鮮なさんざしの実とりんご酢を使った甘くてスパイシーなソースを柔らかく揚げたポークリブに絡めた「ポークリブのさんざしと青りんご煮込み」。ポートワインとトマトペーストでビーフをじっくり煮込んだ、寒い季節にぴったりの「ビーフのポートワイン煮込み」の2種類から選択できる。

デザートは、「小豆の豆腐プリン」。大豆の深い旨味と香りが引き立つシルクのように滑らかなプリンに、北海道産の甘くてやわらかい小豆をトッピングする。

キャセイパシフィックのダイニングコンセプト「香港フレーバー」をさらに充実させたという、新しい機内食メニュー。ダドルスとのコラボにより、細部に至るまで妥協なく考え抜かれた料理を味わいながら、上空3万フィートでの優雅なダイニング体験を堪能したい。

キャセイパシフィック航空

(高野晃彰)