■専門家は「画期的ではない」と慎重

アーボーさんの件を受け、アメリカ国立衛生研究所の元神経工学プログラムディレクターであるキップ・ルートヴィヒ氏は、ニューラリンクの試みは「画期的ではない」「移植後はまだ初期段階なので、情報制御を最大化するために、ニューラリンクと被験者側の両方で多くの学習が継続中である」と述べた。

しかし、「インプラント前にはできなかった方法でコンピュータと接続できるようになったのは、患者にとって前向きな進歩だ」と成果を評価している。

なおロイター通信が、先月にニューラリンク社が「人間の脳で試験を許可された」と発表してから1ヶ月も経たないうちに、FDA(アメリカ食品医薬品局)の検査官から動物実験の記録と品質管理に関する指摘を受けていたと報じていた。そしてこの件に関し、ニューラリンク社はFDAの質問に応じていないと伝えられている。

(取材・文/Sirabee 編集部・本間才子)

提供元・Sirabee

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