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縦列駐車や車庫入れはどうすれば苦手を克服できる?
空間認識能力を鍛えてみませんか?
縦列駐車や車庫入れはどうすれば苦手を克服できる?
苦手な縦列駐車や車庫入れをマスターする方法はあるのか。情報をチェックしたところ、有効そうな克服法として「空間認識能力を鍛える」「駐車操作を言語的に理解する」の2つが見つかりました。
空間認識能力を鍛える
空間認識能力は子どものころに発達する能力ですが、大人になってからでも次のような方法で鍛えられます。
目を閉じてテーブル上の物を取る
キャッチボールをする
ジグソーパズルをする
クレーンゲームをする
ちなみに、空間認識能力は使わないと衰えるようです。車の運転が得意な方も、ときおり上記のようなトレーニングをしたほうがよいかもしれません。
駐車操作を言語的に理解する
空間認識能力が低い人でも、操作手順を言語的に理解することにより、縦列駐車や車庫入れをマスターできる場合があります。直感的に車を動かすのではなく、言葉で覚えた手順どおりに1つずつ操作することが苦手克服のためのポイントです。
縦列駐車の操作手順
- 駐車できるスペースを見つける
- 駐車スペース前方の駐車車両と平行に距離を50cm〜1mほどあけて横付けする
- 横付けした駐車車両とリアバンパーの位置を合わせる
- ハンドルを左いっぱいに切ってからバック
- A点(画像参照)の延長線上に自車の右ドアミラーがきたら停止
- タイヤがまっすぐになる位置にハンドルを戻す
- フロントバンパー左端が前方車両の後端を通過するまでバック
- ハンドルを右いっぱいに切ってからバック
- 車が駐車枠に入ったら位置や角度を調整する
上の画像のように道幅が狭い場所では、手順4〜5でつける角度を浅めにしたほうがよいでしょう。縦スペースに余裕のある駐車枠であれば、浅めに進入しても車体を枠内に収められます。
車庫入れの操作手順
運転席から見て左側の駐車スペースに車庫入れする場合の手順です。
- 駐車スペース入口から70cmほどの位置に車を寄せる
- 駐車枠の線(画像参照)がフロントシート横に見える位置で停止
- ハンドルを右いっぱいに切ってから前進
- 車のリアが駐車枠のほうに向いたら停止
- ハンドルをまっすぐに戻す
- ハンドルを左に切りながらゆっくりバック
- 車両が駐車枠の間に入ったら停止
- ハンドルをまっすぐに戻す
- ハンドルを右に切りながら前進(切り返し)
- 駐車枠に対して車体がまっすぐに向いたら停止
- まっすぐバックして車を駐車枠に収める
手順3〜4で大まかな角度を決めておき、その後の操作を1つずつ確認しながら行えば、感覚に頼らずに駐車が完了します。
なお、道幅が狭い場所での車庫入れでは、車庫前方の建物や駐車車両などとの接触に注意してください。特にバックしているときは要注意。外輪差による接触も起こり得るので、一度に大きく旋回しようとせず、こまめに前方を確認しましょう。
空間認識能力を鍛えてみませんか?
運転支援技術の発達により、現在の車はさまざまな運転操作をサポートしてくれるようになっています。ドライバーが縦列駐車や車庫入れに悩むことも、将来的にはなくなるかもしれません。
とはいえ、現時点ではまだ手動での駐車操作が必要です。パーキングアシスト機能は実用化されていますが、装備されていない車に乗るときは自力で駐車することになりますよね。
というわけで、縦列駐車や車庫入れが苦手な人は、まずは簡単な方法で空間認識能力を鍛えてみるといいかも。筆者もまっすぐ駐車するのが苦手ですから、ちょっとトレーニングしてみようと思います。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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