元夫を殺害しようとした罪で起訴されたケンタッキー州の女性弁護人が、その元夫に致命的な呪いをかけるためにブラジル人の”スピリチュアル・ヒーラー”を雇うという超自然的な代替案を考えていたことを明らかになった。

 地元メディアの報道によると、この奇妙な計画は昨年、雇われ殺人計画の疑いで起訴された女性弁護士ステファニー・ラッセルの代理人弁護士によって明らかにされた。

 逮捕されるまでの数ヶ月間の彼女の精神状態を知るために、弁護団は、彼女と無名のヒーラーとの間で交わされた、”死の呪文 “に関する一連のテキスト・メッセージを証拠として提出した。その奇妙な会話は、ラッセルがヒーラーに対し「生贄を使うのか」と尋ねたり、もっと具体的に「キンバンダ (quimbanda)」と呼ばれる悪行の代名詞としても知られるアフロ・ブラジルの宗教的慣習が使えるかといった質問がなされたりしていた。

 どうやら、ヒーラーの力が本当に元夫を殺すために実行できるか否かを見極めようとするものだった。しびれを切らしたヒーラーは、ラッセルに呪術の質問をしたいのか、それによって何かしらの成果を出したいのかを問いただした。ラッセルは、「内情は言えませんが、あなたに仕事を頼みたい」と述べた。

 ヒーラーは、ラッセルのさらなる心配を解消するために、「これは死の呪文であって、愛の呪文ではない」と断言した。また、彼女の儀式の成功率は85パーセントと極めて高く、さらに実行してから5時間後には死亡するだろうと、その速効性を自慢げに語った。

 この時、計画を実行に移すための資金を捻出する準備ができていなかったラッセルは、卑劣な行為が行われた後に支払うことを提案した。しかし、彼女は前もって現金が必要だと説明し、儀式には 「100%の返金保証」 がついてくると約束した。

 だが、ラッセルは夫を殺すために殺し屋を雇っていると思い込んでいたようだが、実は、そのヒーラーはFBIの潜入捜査官だったのである。ヒーラーと称していた捜査官は、呪文が効いて元夫が死亡した場合、ラッセルもトラブルに巻き込まれる可能性があるため、追放という形にした方が安全ではないかと忠告していたのだが、彼女は「死んでほしい」と明言した。結局、彼女は2ヶ月後に逮捕され取引は最終的に崩壊した。

 彼女の裁判は来月に予定されている。彼女の弁護士は、依頼人が「極度の感情障害」に苦しんでいたことが殺人計画を引き起こしたと主張し、ヒーラーとの奇妙なやりとりが弁護の一部であると主張する予定だという。

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The Courier-Journal
Coast to Coast AM

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文=にぅま(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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提供元・TOCANA

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