2023年には、29.1%と世界最高かつ過去最高を更新した日本の高齢化率。そうした背景もあってか、高齢者が運転する自動車による痛ましい事故が後を絶たない。
今年2月には、福島県のJR鏡石駅で、72歳の女が運転する車が暴走し、10代の男女をはねて駅舎に衝突。大学1年生の男性が亡くなった。男女は、自動車教習所の送迎バスから降りたところだった。
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■免許返納を勧める動きも
高齢ドライバーによる事故増加を鑑み、1998年には運転免許の自主返納制度がスタート。2002年からは「運転経歴証明書」が発行され、身分証として利用できるようになった。
また、2022年の道路交通法改正により、70〜74歳は高齢者講習が必須に。75歳以上はそれに加えて認知機能検査と、一定の違反がある場合は運転技能検査が求められる。
こうした現状の対策で、高齢者の免許更新は問題ないのだろうか。世間はどのように考えているのだろう。