「Xperia」はソニーを代表するAndroidスマホ。国産スマホとしては最上級のシリーズと言えるでしょう。しかし、2022年6月に発売された「Xperia 1 IV」は賛否両論あり、一部では「売れないスマホ」と揶揄されることもありました。
そこでこの記事では、「Xperia 1 IV」が「売れない機種」と言われるようになった理由と、次世代モデルである「Xperia 1 IV」との比較を行いました。
Xperia 1 IVは「売れない機種」?人気がない機種と言われがちな理由
Xperia 1 IVが「売れない機種」「人気がない」と言われている主な理由をご紹介します。
発熱問題:何度もフリーズすることも
まず、もっとも問題視されたのが、Xperia 1 IVの本体の発熱。詳しくは後述しますが、Xperia 1 IVは非常に高スペックなスマホ。それゆえ、本体がすぐに熱くなってしまうという報告がユーザーの間で報告されています。
具体的には「写真を2~3枚連続で撮ったらアプリが落ちる」「たびたびフリーズする」「発熱のせいで動画が数分しか撮影できない」といった指摘がありました。
値段が高い
Xperia 1 IVは当初19万円超で販売されました。2024年現在は価格が下がり、10万円程度で手に入れられるようになりましたが、それでも高価格であることは否めません。
次期モデル「Xperia 1 V」も発売済み:Xperia 1 Vでは問題は解決済み?
Xperia 1 IVの次期モデル「Xperia 1 V」は2023年6月に発売済み。そのため、Xperia 1 IVがますます売れなくなっていることも考えられます。なお、Xperia 1 Vでは、熱拡散シートの体積が約60%拡大されており、発熱問題を解決。フリーズ問題もある程度解決しているという声もあります。
Xperia 1 IVとXperia 1 Vの比較
Xperia 1 IVと、次世代モデルのXperia 1 Vを比較しました。
Xperia 1 IV | Xperia 1 V | |
---|---|---|
サイズ | 約71mm×約165mm×約8.2mm | 約71mm×約165mm×約8.3mm |
重さ | 約187g | 約187g |
ディスプレイ | 6.5インチ | 6.5インチ |
カメラ性能(メインカメラ) | 16mm(超広角):有効画素数約1220万画素/F値2.224mm(広角):有効画素数約1220万画素/F値1.785mm-125mm(望遠):有効画素数約1220万画素/F値2.3-2.8 | 16mm(超広角):有効画素数約1200万画素/F値2.224mm(広角):有効画素数約4800万画素(記録画素数約1200万画素)/F値1.985-125mm(望遠):有効画素数約1200万画素/F値2.3-2.8 |
CPU | SnapdragonR 8 Gen 1 Mobile Platform | SnapdragonR 8 Gen 2 Mobile Platform |
駆動時間(連続待受時間) | 約450時間 | 約470時間 |
サイズ
サイズはXperia 1 IVもXperia 1 Vもほぼ同じ。重さも同じ187gで、ディスプレイも双方6.5インチです。
カメラ性能
カメラも双方同じ3眼講師ですが、違いは広角カメラ。Xperia 1 IVが1220万画素に対し、Xperia 1 Vは約4800万画素。また、撮像素子に新開発された2層トランジスタ画素積層型CMOSセンサー「Exmor T for mobile」が搭載されているため、Xperia 1 Vの方がカメラ性能はいいと言えます。
カラー
カラー展開はXperia 1 IVがブラック、アイスホワイト、パープル。Xperia 1 Vがブラック、プラチナシルバー、カーキグリーンです。
CPU
Xperia 1 IVのCPUはSnapdragon® 8 Gen 1 Mobile Platform。Xperia 1 VはSnapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platformです。
Xperia 1 Vに内蔵されているCPUはXperia 1 IVのCPUの後継製品で、性能が強化されています。
駆動時間
駆動時間はXperia 1 IVが約450時間、Xperia 1 Vが約470時間で、Xperia 1 Vの方が延びています。