■大使館が団結を喚起

今回被害にあった女性は、ブラジルとスペインの二重国籍を持っていたため、インドにあるブラジル大使館とスペイン大使館がサポートに当たったと伝えられている。

スペイン大使館は公式X(旧・ツイッター)に「私たちは世界中のあらゆる場所で、女性に対する暴力をなくすという決意で団結する必要がある」と投稿した。

アメリカのジャーナリストが以前に「インドはお気に入りの国の一つだが、性的攻撃レベルが桁違いだ」と発言したことに対し、インドの国家女性委員会のレーカー・シャルマ委員長が「被害者が届出をしないから」と批判したことで、大きな非難を浴びたこともあった。

作家のカランジート・カウルは、「私たちは女性に対する暴力に慣れすぎているので、事件の輪郭が異なる場合にのみ、良心を傷つけるようになってしまった」と話し、この問題が社会においてマンネリ化してしまったことを指摘している。

(取材・文/Sirabee 編集部・本間才子)

提供元・Sirabee

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