◼️調査実施の背景
国内の物価高騰は2024年度も続くと予想されており、自動車業界にも影響を及ぼしています。原材料価格や原油価格の高騰に円安が重なることで輸入品はさらに高騰しており、複数の自動車メーカーから値上げの発表がありました※1。
一方で、マイボイスコム株式会社が実施した「自動車購入に関する調査※2」によると、「今後自動車を買いたい」と意欲を見せた世帯は約半数にも上ります。さらに、ジオテクノロジーズ株式会社がZ世代(18歳~27歳)を対象に実施した調査※3によると、52.3%のZ世代が、「自動車購入」に意欲を示しており、近年ニュースなどで耳にする「若者のクルマ離れ」とは裏腹に若者の車の購入意欲は低くないと言えます。
このような背景で、物価高騰により自動車の消費行動にも影響があるのではないかという仮説のもと、Z世代の自動車購入に対する意識がどのようになっているのか可視化することを目的に、調査を実施しました。
※当調査の調査対象者である「Z世代」の定義は、18~26歳の男女とします。
◼️調査結果トピックス
・車の購入を検討しているZ世代の約4割が、「中古車購入」に意欲
・中古車購入の背景、「安価に購入したい」(76.7%)、「キズ・へこみを気にせず気軽に運転できる」(27.5%)など
・初めてのマイカー選びで重視したいポイント、第1位は「費用」(66.6%)
■調査結果詳細
自動車購入を検討し始めたきっかけは、「通学・就職・転職」や「運転免許の取得」が上位に
「Q1. あなたが、自動車購入を検討し始めたきっかけを教えてください。(複数回答)」(n=1,024)と質問したところ、「通学・就職・転職」が35.4%、「運転免許の取得」が32.6%、「欲しい車を見つけた」が15.2%という回答が上位を占めました。
Q1. あなたが、自動車購入を検討し始めたきっかけを教えてください。(複数回答)
・通学・就職・転職:35.4%
・運転免許の取得:32.6%
・欲しい車を見つけた:15.2%
・家族構成の変化(結婚・出産など):10.3%
・引越し:10.3%
・その他:2.1%
・わからない/答えられない:18.4%
自動車を利用したい状況は、「買い物」が64.6%で最多
「Q2. あなたが、自動車を利用したい状況を教えてください。(複数回答)」(n=1,024)と質問したところ、「買い物」が64.6%、「旅行・レジャー」が52.8%、「通勤・通学」が52.8%という回答となりました。
Q2. あなたが、自動車を利用したい状況を教えてください。(複数回答)
・買い物:64.6%
・旅行・レジャー:52.8%
・通勤・通学:52.8%
・ドライブ:47.5%
・家族の送迎:28.6%
・仕事:27.1%
・その他:0.7%
・わからない/答えられない:5.2%
初めてのマイカー選びで重視したいことの第1位は「費用」(66.6%)
「Q3. あなたが、初めてのマイカー選びで重視したいことを教えてください。(複数回答)」(n=1,024)と質問したところ、「費用」が66.6%、「運転のしやすさ」が49.8%、「デザイン」が44.4%という回答となりました。
Q3. あなたが、初めてのマイカー選びで重視したいことを教えてください。(複数回答)
・費用:66.6%
・運転のしやすさ:49.8%
・デザイン:44.4%
・メーカー・車種:41.2%
・燃費の良さ:37.2%
・安全性能:36.9%
・車両サイズ:28.8%
・ボディタイプ:28.7%
・収納スペース:14.7%
・その他:1.2%
・わからない/答えられない:6.6%
▼「運転アシスト等の機能」や「スポーティさ」なども重視
Q3で「その他」と回答した12名に、「Q4. Q3で回答した以外に、初めてのマイカー選びで重視したいことがあれば、自由に答えてください。(自由回答)」と質問したところ、「運転アシスト等の機能」や「スポーティさ」などの回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・20歳/女性:デザインや内装
・26歳/男性:スポーティさ
・23歳/男性:運転アシスト等の機能
・23歳/女性:速さ
・21歳/女性:家族の承認
初めてのマイカー購入の予算は「101万円~150万円」が18.0%で最多
「Q5. 初めてのマイカー購入の予算を教えてください。」(n=1,024)と質問したところ、「101万円~150万円」が18.0%、「151万円~200万円」が14.4%、「51万円~100万円」が13.9%という回答となりました。
Q5. 初めてのマイカー購入の予算を教えてください。
・50万円未満:6.7%
・51万円~100万円:13.9%
・101万円~150万円:18.0%
・151万円~200万円:14.4%
・201万円~250万円:8.4%
・251万円~300万円:6.2%
・301万円以上:6.3%
・わからない/答えられない:26.2%
近年の物価高騰を受けて、マイカーを所有するにあたり抑えたい費用は「購入価格」が60.2%で最多
「Q6. 近年の物価高騰を受けて、マイカーを所有するにあたり抑えたい費用を教えてください。(上位3つまで)」(n=1,024)と質問したところ、「購入価格」が60.2%、「ガソリン代」が39.1%、「自動車税・重量税などの税金」が38.1%という回答となりました。
Q6. 近年の物価高騰を受けて、マイカーを所有するにあたり抑えたい費用を教えてください。(上位3つまで)
・購入価格:60.2%
・ガソリン代:39.1%
・自動車税・重量税などの税金:38.1%
・保険料:29.7%
・車検・メンテナンス費用:24.6%
・駐車場代:20.8%
・カスタマイズや追加装備の費用:8.9%
・その他:0.1%
・わからない/答えられない:8.1%
全体の39.8%が「中古車」購入を検討
「Q7. 購入を検討しているのは、新車・中古車のどちらですか。」(n=1,024)と質問したところ、「新車」が42.1%、「中古車」が39.8%という回答となりました。
Q7. 購入を検討しているのは、新車・中古車のどちらですか。
・新車:42.1%
・中古車:39.8%
・わからない/答えられない:18.1%
新車の購入を検討している理由は「使用感のない車に乗りたいため」や「保証が充実しているため」など
Q7で「新車」と回答した431名に、「Q8. 新車の購入を検討している理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、「使用感のない車に乗りたいため」が37.8%、「保証が充実しているため」が36.2%、「中古車の状態を見抜ける知識がないため」が32.3%という回答となりました。
Q8. 新車の購入を検討している理由を教えてください。(複数回答)
・使用感のない車に乗りたいため:37.8%
・保証が充実しているため:36.2%
・中古車の状態を見抜ける知識がないため:32.3%
・正規ディーラーでサービスを受けたいため:29.2%
・自分好みのオプションがつけられるため:26.7%
・減税対象になる車種が多いため:13.5%
・リセールバリューが高いため:12.5%
・その他:0.7%
・わからない/答えられない:6.3%
中古車の購入を検討している理由、第1位「安価に購入したいため」(76.7%)
Q7で「中古車」と回答した408名に、「Q9. 中古車の購入を検討している理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、「安価に購入したいため」が76.7%、「新車ほどキズやへこみを気にせず、気軽に乗れるため」が27.5%、「比較的早く納車されるため」が21.3%という回答となりました。
Q9. 中古車の購入を検討している理由を教えてください。(複数回答)
・安価に購入したいため:76.7%
・新車ほどキズやへこみを気にせず、気軽に乗れるため:27.5%
・比較的早く納車されるため:21.3%
・生産終了している旧モデルや希少なモデルを購入できるため:12.0%
・既存車の再利用によって環境保護に貢献できるため:4.7%
・ネットオークションや個人売買など、さまざまな購入方法があるため:4.2%
・改造やカスタマイズの部品が豊富に出回っているため:2.9%
・その他:1.5%
・わからない/答えられない:2.5%
車の購入を検討する際の情報収集の方法は「Web検索」が54.5%で最多
「Q10. 車の購入を検討する際の情報収集の方法を教えてください。(複数回答)」(n=1,024)と質問したところ、「Web検索」が54.5%、「家族・知人からの情報」が43.8%、「自動車販売店への問い合わせ」が39.7%という回答となりました。
「Q10. 車の購入を検討する際の情報収集の方法を教えてください。(複数回答)
・Web検索:54.5%
・家族・知人からの情報:43.8%
・自動車販売店への問い合わせ:39.7%
・SNS(YouTube、X、Instagram、TikTokなど):23.4%
・口コミサイト:15.0%
・チラシ・看板などの広告:13.8%
・自動車関連雑誌:10.5%
・テレビ:6.9%
・新聞:1.3%
・その他:0.5%
・わからない/答えられない:11.2%
まとめ
今回は、初めて車の購入を検討しているZ世代1,024名を対象に、自動車購入に関する意識調査を実施しました。
まず、Z世代が、自動車購入を検討し始めたきっかけとして、「通学・就職・転職」(35.4%)や「運転免許の取得」(32.6%)が上位に挙がり、利用したい状況としては、「買い物」が64.6%で最多の回答となりました。また、初めてのマイカー選びで重視したいことを尋ねたところ、第1位は「費用」(66.6%)であり、近年の物価高騰を受けて、「購入価格」(60.2%)や「ガソリン代」(39.1%)をマイカーを所有するにあたって抑えたいと回答しています。
さらに、購入したい車としては、全体の約4割が「中古車」を検討しており、「安価に購入したいため」(76.7%)や「新車ほどキズやへこみを気にせず、気軽に乗れるため」(27.5%)などの理由のほか、「既存車の再利用によって環境保護に貢献できるため」(4.7%)というサステナブルな観点での回答も見られました。
昨今では、新型コロナウイルスが世界中に猛威を奮い、半導体をはじめとした部品供給の遅延が発生。それにより、新車の注文から納車までの期間が長期化し、半年どころか1年を超える待ちが常態化しています。また、円安の影響による輸入品の高騰に加え、原材料価格や原油価格の高騰が重なり、自動車単体の価格も上がっています(※1)。
今回の調査で、近年の物価高騰を受けて「購入価格」を抑えたいという回答があったように、新車よりも安価で購入できる「中古車」がZ世代の中でも注目されているようです。
※1|引用:経済産業省「乗用車の価格上昇の要因を探る」
※2|マイボイスコム株式会社|『自動車の購入』に関するインターネット調査
※3|ジオテクノロジーズ株式会社|自動車に関する大規模調査
◼️調査概要
調査概要:Z世代の自動車購入に関する意識調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査対象:初めて車の購入を検討しているZ世代(18歳~26歳)の男女
調査期間:2024年3月7日〜2024同年3月12日
有効回答:1,024名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
◼️「ズバット 車販売」について
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◼️会社概要
会社名 :株式会社ウェブクルー
設立 :1999年10月1日
代表者 :代表取締役社長 藤島 義琢
所在地 :〒154-0024 東京都世田谷区三軒茶屋二丁目11番22号 サンタワーズセンタービル4F