昨年からアメリカはオクラホマ州のとある湖の周辺にて飼い主がいない状態で放牧されている謎の牛が目撃されている。大きな牛ならばその動きも追いやすそうだが、かなりの神出鬼没ぶりに地元住民らがビッグフットのようなUMAなのではないかと噂しはじめ、注目の的となっているという。
地元メディアの報道によれば昨年頃からかなり大きな牛がノーマン市のサンダーバード湖周辺で目撃され始めた。 その後数ヶ月の間で、謎のはぐれ牛が「自分の家の敷地内を通り過ぎ、荒野に消えていく様子を観察した」と報告する住民が増え、SNSで話題になったのだ。
住民のナタリー・ベヴィルさんは今年初めにこの奇妙な牛に遭遇したときのことを次のように語る。
「どこからともなく飛び出してきたんです。 放し飼いの牛で、外は真っ暗だったので驚きました」 また、彼女のように目撃談を書き込む人だけでなく、謎の牛の姿を捉えた写真を投稿する人も現れた。
目撃者や写真などの証拠もあることから、この牛がたった1頭で荒野を徘徊している事実は確かなようだが、問題はかなり長い間目撃されているにも関わらず、飼い主が名乗り出たり牛が逃げたという報告が上がってこないことだ。
地元住民のジェシカ・ケリーさんはこの牛が発見されずにいるのは「主に夜間に行動し、暗闇の中を移動しているからではないか」と予測している。しかしあまりに牛の出自がはっきりせず、神出鬼没なことからこの牛は妖怪のような神秘的な存在ではないかと考えている住民も出てきている。 事実、SNSでは既にこのはぐれ牛に『サンダー・カウ』という異名がつけられており、地元のマスコットのようになっているそう。
日々目撃証言が増え続けるサンダー・カウが新種のUMAとして認定されるのと飼い主の元へ帰されるのとどちらが早いだろうか。
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文=加藤史紀(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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提供元・TOCANA
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