松木玖生 写真:Getty Images

 日本サッカー協会(JFA)は今月4日、AFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選に臨むU23日本代表メンバーを公式発表。FC東京からGK野澤大志ブランドン、MF松木玖生、MF荒木遼太郎と3名選出されたことが話題を呼ぶ中、国際サッカー連盟(FIFA)の関連調査機関である『CIESフットボール・オブザーバトリー(スポーツ国際研究センター)』は明治安田J1リーグ所属クラブを対象に「23歳以下の選手の出場時間割合ランキング」を公表している。

 CIESは今月4日、2023年4月3日から2024年4月2日までに行われたリーグ戦を対象に、23歳以下の選手の出場時間を測定。クラブごとに、全選手の出場時間に対して占める割合を算出している。これによると、出場時間割合が一番高いクラブは東京ヴェルディ(21.3%)。同クラブ所属選手ではMF山田楓喜がU23日本代表に招集された一方、絶対的ストライカーのFW染野唯月は選外となっている。

 2位にランクインしたのは、FC東京と湘南ベルマーレ(18.9%)。このうちFC東京は主力選手として活躍している松木、荒木の一時離脱により、戦力低下が避けられない状況。湘南もMF田中聡の不在による影響を受けそうだ。

 一方で、4位のアルビレックス新潟(17.2%)もFW小見洋太をはじめ有望株を抱えているが、U23日本代表選出選手はゼロ。若手選手の出場時間割合が低いヴィッセル神戸(0.6%)やアビスパ福岡(4.4%)なども、パリ五輪予選開催による影響は受けない。

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23歳以下の出場時間割合ランキング(括弧内はU23日本代表選出選手)

1位 東京ヴェルディ(山田楓喜)-21.3%

2位タイ FC東京(野澤大志ブランドン、松木玖生、荒木遼太郎)-18.9%

2位タイ 湘南ベルマーレ(田中聡)-18.9%

4位タイ アルビレックス新潟(なし)-17.2%

4位タイ 鹿島アントラーズ(山田大樹)-17.2%

6位 町田ゼルビア(平河悠、藤尾翔太)-17.0%

7位 京都サンガ(川﨑颯太)-15.5%

8位 柏レイソル(関根大輝、細谷真大)-13.9%

9位 ジュビロ磐田(鈴木海音)-12.9%

10位 名古屋グランパス(なし)-9.7%

11位 ガンバ大阪(半田陸)-8.9%

12位 サガン鳥栖(木村誠二)-8.1%

13位 サンフレッチェ広島(なし)-7.8%

14位 川崎フロンターレ(高井幸大)-7.7%

15位 横浜F・マリノス(なし)-7.3%

16位 北海道コンサドーレ札幌(なし)-7.2%

17位 セレッソ大阪(西尾隆矢)-4.9%

18位 アビスパ福岡(なし)-4.4%

19位 浦和レッズ(大畑歩夢)-2.4%

20位 ヴィッセル神戸(なし)-0.6%

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