みなさんが毎月支払っている年金はどこに消えてしまっているのでしょうか?
今日は年金の仕組みを、簡単に説明します。
みなさんの年金のイメージは図の左側だとおもいます。支払った年金保険料が積立されており、40年後、自分が高齢者になったときに、支払われる。積立金方式です。
年金定期便には、支払った金額の総額が書かれており、それだけのお金がどこかに積立てられていると思っているとおもいます。
しかし現実には、積立金は存在しません。
皆さんの支払った年金保険料は、その年の年金支給にそのまま消えてしまいます。ダイレクトに高齢者の年金支給を、皆さんの保険料で賄っているのです。
この方式を賦課(ふか)方式といいます(図の右側)。