「みどりの窓口」ではできない手続き

「みどりの窓口」削減をめぐって利用者の不満に拍車をかけているのが、いまだに「みどりの窓口」ではないと手続きできないものがあるという点だ。前出・梅原氏はいう。

「多数あります。その代表的な例は証明書がなくては利用できないきっぷで、ジパング倶楽部、学割、通学定期などです。ただし、この3月からJR東日本では『ネットde定期』のサービスに通学定期が組み込まれ、窓口での購入は入学時のみで学年が変わっても卒業まではインターネットで購入できるようになりました。

 それから多種多様な割引きっぷも窓口でないと購入できないきっぷとなります。今後はこうしたきっぷはインターネット上で購入でき、利用する際はスマートフォン上に表示されるQRコードを駅の自動改札機にかざせば利用できるように改められる仕組みが必要です。JR各社ではまだ導入されていませんが、大手私鉄では小田急電鉄や南海電気鉄道で導入され、今後さらに広めなくてはなりません」

 また、JR東日本はいう。

「みどりの窓口の配置を見直すとともに、一部の駅には『話せる指定席券売機』を設置し、オペレーターによる対応で割引乗車券の発売や、払戻し等の業務も行っております。また、4月1日よりお客さまご自身で指定席券売機にてご利用前の乗車券類の大半を払戻しいただけるようになるなど、みどりの窓口でしかできない手続きを削減しております。現在、『レール&レンタカー』の発売など一部みどりの窓口でしか取り扱えない業務もございますが、今後にかけてこれら業務のさらなる削減・解消を検討してまいります」

提供元・Business Journal

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