企業とある程度の距離を保って働ける
では、派遣社員として働くメリットは何か。
「時給は比較的高い傾向にあります。派遣元の営業担当者は派遣先からもらう料金のなかから派遣社員に支払う時給を差し引いた金額が利益になるので、少しでも高い料金になるように派遣先と交渉してくれるからです。一方、派遣先も自社で教育する手間をかけずに必要なスキルを持つ人材を確保することができるだけでなく、正社員よりも状況に合わせて雇用を調整しやすいので、多少高い料金でも受け入れてくれます。
このほか、比較的責任を負わずに働けたり、派遣先との間に派遣元がクッションとして入ってくれるので辞める際の心理的ストレスが軽いというのも派遣社員として働くメリットでしょう。働く企業に両足を突っ込むことなく、ある程度の距離を保って働きたいという人には向いているかもしれません」(川畑氏)
複数の企業で派遣社員を経験した40代女性はいう。
「正社員の人と仲良くなれるかどうかは、本当に企業によってまちまち。派遣社員に対して平気で見下す態度をする人が多い企業もあります。一方、ある企業では派遣先の正社員の人と仲良くなって休日に一緒に遊んだりしていたし、いまだに一緒にゴハンに行ったりLINEしたりしている人も男女問わずいますよ。たまたまその人たちがフレンドリーなだけかもしれませんが、企業によってカラーがあるのは間違いないですね」
(文=Business Journal編集部、協力=川畑翔太郎/株式会社UZUZ COLLEGE代表取締役)
提供元・Business Journal
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