Googleが開発しているAIのGeminiの生成画像が不正確であるとして、機能を停止した。Googleの共同創設者も失敗を認める発言をしているという。『DailyMail』がレポートした。

■人工知能は失敗

Googleが導入していたAI機能のGeminiが、歴史的に不正確な画像を生成したため、一時的に機能が停止された。この状況を受け、Googleの共同創業者であるセルゲイ・ブリン氏がサンフランシスコで開かれた集会で起業家らに対し、「私たちは間違いなく画像生成を失敗した」と語った。

不正確な画像だと指摘を受けていたものには、歴史的事実ではない黒人やアジア人の第二次世界大戦におけるナチス化、建国の父として称えられた黒人代表者、女性の教皇の画像があったという。ブリン氏は「それはほとんど徹底的なテスト不足によるものだ。画像生成が多くの人々を怒らせたのは、当然のこと」と述べている。

また、Geminiの反応の多くが政治的に左傾しているように見えることも認めた。「多くの場合、なぜ左に傾くのかはまだ完全には理解できていないが、それは我々の意図ではない」と同氏は語っている。