■ヲタならわかる言葉の意味
鄭さんは学生時代に日本へ留学しメイド文化を研究。台湾版コミケ『コミックワールド台湾』『台湾FF(Fancy Frontier)』にサークル出展し、メイド文化の分析同人誌を頒布し続けるなど、秋葉原リスペクトを持つ根っからのヲタクだ。そして、このメニュー名にも思い入れがある様子。
「肥はデブ、宅はヲタク、快楽はリラックスを意味します。水はソーダ水を指しまして、ネットスラング的にコカ・コーラ=ヲタクがリラックスできる炭酸水(肥宅快楽水)と呼んでいるわけです(笑)。我々ヲタクはピザとコーラが好きですよね? 食べ過ぎや糖分の摂り過ぎは体に悪いですが、“でも、今日の俺は何があっても止められねえ!”みたいな覚悟、そして快楽のみを追求するというスタンスもこの言葉には込められています」(鄭さん)。
ネーミングのユニークさもあり、秋葉原店ではドリンクメニューの売上2位。ちなみに嗜好が歪みまくっている記者はこの日、肥宅快楽水のアイスのみならずホットも注文し、快楽を貪った。店に行ったら是非頼んでみよう。