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バイパスや高速道路網の発達とともに減少
近年は一般ドライバーの利用が増えている?
バイパスや高速道路網の発達とともに減少
ドライブインは地方の都市部から少し離れた街道沿いなどに存在しています。場所によっては、山間部にぽつりと建っていることも。これは、ドライブインが登場した時期は高速道路やバイパスが今ほど発達していなかったためです。
高速道路やバイパスが今ほど発達していなかった頃の休憩場所として、今のサービスエリアや道の駅のような使われ方をしていました。
しかし、高速道路網が広がったことやバイパスの整備が進んだことで、ドライブインの主な利用客だったトラックドライバーはサービスエリアを、バスツアーなど団体客は道の駅を利用するようになり、ドライブインの利用客は激減。
その後は廃業してしまったり、廃業とまではいかなくとも宿泊場所の提供はやめ飲食店やコンビニ等へ転換したりとさまざまです。
サービスエリアや道の駅では、そこでしか食べられない名物などもテレビで特集されるようになり連日多くの人が訪れているのに対し、同じような施設でありながら廃れてしまったドライブイン。昭和の遺物として、令和の時代のうちに消えてしまうのでしょうか。
近年は一般ドライバーの利用が増えている?
サービスエリアや道の駅にトラックドライバーや団体客など本来の利用客を奪われてしまい減少の一途を辿っていたドライブインですが、希少になると途端にありがたがる国民性か、近年はSNSなどでコアな人気を博しつつあるようです。
トラックドライバーや団体客ではなく、一般の若い利用客が増えているとされ、移動手段も車だけでなくバイクや自転車、中にはタクシーでわざわざ乗り付けるという人も。
ドライブインによってその個性は異なりますが、共通して人々の関心を集めているのは昭和の頃の雰囲気を残したレトロ感。現代ではなかなか見ることがない建物や掲示物などが「映える」と評判を集めています。
かつてはプロドライバーのオアシスだったドライブインが道路網の変化とともに廃れ、昭和の遺物としてまったく違う価値を持って再び注目を集めるとは、当時のドライブインを利用していたドライバーたちも思ってもいなかったかもしれません。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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