この時計は実際に、山内さんの生まれ年のものですか?
「はい。生まれ年の、1995年製の時計です!」
生まれ年のものが見つかってよかったですね。どちらで購入したのでしょうか?
「はい。ようやく銀座のショップで見つけて、2023年の11月に購入しました。結婚や引っ越し、転職など人生が変わるタイミングで、自分への発破掛けと心機一転もしたかったので、良いタイミングでした」
実際に購入してみて、心境の変化はありましたか?
「心機一転できたし、この時計がより似合う男、そして稼げるビジネスマンになりたいな、といっそう感じるようになりましたね。まだ不釣り合いな時計に見合うようなビジネスマンになるべく頑張りたいと思います」
時計によって心が武装されるような気持ちって、ありますよね。新卒のボーナスでは他の時計を購入したというエピソードがありましたが、どちらの時計だったのでしょうか?
「カルティエのタンクです。ダイアナ元妃やモハメド・アリ、アンディ・ウォーホルとか、自分が好きな人が全員タンクを着けていて、憧れだったんです」
時計はもともと興味があったのでしょうか?
「より強く意識しだしたのは社会人になってからでした。スーツ着る中で、唯一自分を表現出来るアイテムのひとつだなと、興味をもつようになりました」
そうだったんですね。
最後に、お父様が着けていた時計に憧れていた、というエピソードがありましたが、ほかに影響を受けたことなどはありますか?
「父はファッションには無頓着な方かなと思うんですが、映画とか音楽とか、そういう文化的なのことは結構詳しくて、気づいたら影響を受けていたかもしれないです。それこそあの映画のあの俳優の服、時計、音楽、とかでいまも話しが盛り上がったりしますね」
素敵ですね。
「父に対しては憧れもありますし、超えていきたいなと思います」
次に狙っている時計などはありますか?
「小振りで上品、かつ実用的なものがもう1本欲しいので、デイデイトはいまもウォッチしています。買えるように、仕事も頑張りたいです!」
ありがとうございました!
時計選びの背景を聞くと、ますます時計は考え方や影響を受けたことなど、“その人”を表現するものだな、と感じました。
今後の連載でも、様々な方の素敵なエピソードを紹介していきますので、お楽しみに!
提供元・Watch LIFE NEWS
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