音楽活動から私生活まで“お騒がせセレブ”として全世界に名を轟かすラッパー、カニエ・ウェスト。米大統領選に出馬したことでも注目された。
■カニエ「俺はスターシードだ!」
海外オルタナティブニュースサイトなどによると、2016年、睡眠不足による精神疾患のため米ロサンゼルス「UCLAメディカルセンター」に入院していたカニエ・ウェストが、「私は地球人を救うために送られた異星人である」と漏らしていたことが発覚したという。病院内部の情報筋によると、カニエは突如「誰かの声が聞こえる」と発言、周囲の人々に「自分は人類のように劣った生物を救済するための善良な宇宙人スターシード(starseed)である」と語り始めたそうだ。
スターシードとは、宇宙人との混血児や、宇宙的な意志を宿す人々のことで、常人離れした特殊な能力を持っていることが多いと言われている。今年11月には、オーストラリアに住む女性、リア・カピテッリ(22)が、自身はスターシードであると発言し、世界中のUFOコミュニティに激震が走ったばかりだ。
スターシードの特徴として挙げられるのが、幼少期からの奇妙な体験や、他人とのズレや違和感を持つといった点だ。
カニエの場合、奔放な言動が原因で、多くのミュージシャンやセレブたちとの間に溝を作ってきたが、これはもしかして、スターシードであるが故の宿命なのだろうか? また、世界中の人々を魅了し続け、米国音楽界最大の名誉である「グラミー賞」を何度も受賞している彼の並外れた音楽的才能も、スターシードであることに由来するのだろうか?
とはいえ、精神科医によると、統合失調感情障害(Schizoaffective Disorder)を抱える患者にこの手の幻覚、幻聴はよく見られるそうだ。
これまでにも、楽曲でテイラー・スウィフトに対し「あのビッチを俺が有名にした」や、ヒラリー・クリントン氏の支持者に対して「グーグルにだまされていたから。ザッカーバーグにだまされていたのだ」など、常軌を逸した言動が頻繁に見られるカニエの精神状態は以前から不安視されていたのだが、今回の発言も、最愛の母の死や、キムの結婚指輪盗難事件など、立て続けに彼を襲った不幸がきっかけとなって引き起こされたのかもしれない。しかし、陰謀論者らによると、彼の発言の裏には別の可能性があるという。