2月5日、関東平野部でも雪が積もり、高速道路の通行止めや鉄道の運休などが発生、ニュースでも外出を控えるよう呼びかけがされていた。関東地方は雪があまり降らないため、少しの積雪でも、滑って転んでしまう人たちが続出する。一方、冬に雪の多い地域でも転倒事故はしばしば発生し、その危険性は関東地方以上である。そんな事故の中でも、とりわけ悲惨な事例がロシア紙「DonDay」などで報じられた。
2019年1月25日、ロシア・ロストフ州の都市グコヴォで女性の遺体が発見された。死亡したのはリアナ・Gさん(47)。帰宅途中に雪道で滑って転倒、自力で立ち上がることができず、そのまま凍死したとみられている。付近には、彼女を助けられる人が誰もいなかったようだ。
ところが、海外の過激画像サイト「Documenting Reality」などに公開されたリアナさんの遺体画像は、伝えられた死因が疑わしくなるほど悲惨極まりない。その顔面は皮膚や肉、眼球などが失われ、骨が露出している。首から胸元にかけても大きく抉れた状態だ。野生動物に食い荒らされたことが原因で、遺体が激しく損傷したとみられている。検察によると、遺体には暴行を受けた痕跡がなく事件性がないため、これ以上は捜査しないという。
地元の動物病院に勤務していたリアナさんには、20歳の娘がいる。あまりにも突然な母親の死を受け、娘は次のように心境を綴っている。
「お母さん、あなたがとても早くこの世から去ってしまったことを残念に思うし、あなたのことを思うと気が狂いそうになります。あなたはいつも私の魂の中、心の中、そして記憶の中にいます。あなたは私にとって最高(のお母さん)でした。私はどうすればあなた無しで生きていけるのでしょうか? 愛する人よ、とても寂しくて、私はあなた無しでは生きていけません」
リアナさんの死は、彼女の家族や親戚、友人に深い悲しみをもたらした。滑って転ぶという些細なことでも命取りになり、周囲の人々にさまざまな影響を及ぼすのだ。雪の降る季節は、足元に十分注意すべきである。
(文=標葉実則)
参考:「DonDay」、「Documenting Reality」、ほか
※当記事は2019年の記事を再掲しています。
提供元・TOCANA
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