■「クセが強い!」とダブルミーニング

こうしたトイレを利用した際は「手を洗う」「外に出る」という手順を踏むため、ときにはドアノブが濡れているケースも珍しくない。気にしない人は気にしないポイントだが、「考えただけでゾッとする…」という人は決して少なくないだろう。

こちらの仕掛けは大勢の人々の目に留まり、件のポストは投稿から数日で5,000件近くものリポストを記録する事態に。

他のXユーザーからは「こんなのがあるのか」「今までありそうで無かったノブ」「まだ見たことないけど、これ良いですね!」など、驚きの声が多数寄せられていた。

また、ポスト本文の口調からお笑いコンビ・千鳥のノブを連想した人も多く、「クセが強い!」「大悟の声で再生されちゃった」といった声も。

トイレで発見した謎のドアノブ、使いづらいと思いきや… 「天才の発明」と称賛の嵐
(画像=『Sirabee』より引用)

なお「最寄のガストのトイレは違った」というリプライも散見されるように、全ての店舗で導入されているワケではないようだ。そこで今回は、ポスト投稿主・いえもりさん、およびガストを運営する「株式会社すかいらーくホールディングス」に詳しい話を聞いてみることに。

■トイレ利用者の「モヤモヤ」に全力で納得

いえもりさんはこちらのトイレを、関東の某ガスト店舗利用時に発見したと判明。

当時の心境については「子供が自分でドアを開けたがってたのですが『せっかく手を洗ったのになぁ…』と思っていたので、助かりました」とコメントしており、従来の(トイレの)ドアノブのジレンマにモヤモヤを感じていたようだ。

続いてすかいらーく担当者に話を聞いたところ、こちらの取り組みは2021年10月から始まったものと明らかに。

担当者は「新店や業態転換の店舗、また店舗改装時に導入しております。導入店舗数は、現在500店以上です」と説明しており、ガスト以外のすかいらーく系列店にも導入しているそうだ。