今週の金曜連載トラベル情報では、青森県十和田市に位置する人気美術館「十和田市現代美術館」の見どころや魅力を紹介していきます。十和田市現代美術館に興味がある方はもちろん、初めて名前を聞いたという方も楽しめる美術館で。有名な作品も紹介しているので参考にしてください

記事の目次

1.はじめに
2.青森県十和田市現代美術館の基本情報
3.十和田市現代美術館の魅力&見どころ①【スタンディング・ウーマン】
4.十和田市現代美術館の魅力&見どころ②【オン・クラウズ】
5.十和田市現代美術館の魅力&見どころ③【光の橋】
6.十和田市現代美術館の魅力&見どころ④【コーズ・アンド・エフェクト】
7.十和田市現代美術館の魅力&見どころ⑤【ザンプランド】
8.十和田市現代美術館の魅力&見どころ⑥【屋外エリア】
9.十和田市現代美術館の魅力&見どころ⑦【アート広場】
10.十和田市現代美術館の魅力&見どころ⑧【草間彌生の世界】
11.十和田市現代美術館の魅力&見どころ⑨【カフェ・ミュージアムショップ】
12.まとめ

はじめに

(画像=暮らし~のより引用)

今週の金曜連載トラベル情報は、東北エリア青森県で人気の美術館「十和田市現代美術館」の見どころや魅力を紹介していきます。今までアート作品に興味がなかった方も少しでも興味を持てる面白いアート作品を紹介しています。草間彌生の作品も展示される十和田市現代美術館は、無料で作品を鑑賞する事ができるエリアも設けられている地域に開放された美術館でもあります。青森旅行を計画されている方にもおすすめスポットなので、旅行の計画に入れてみてはいかがでしょうか。(時間・料金等は2020.12.15時点の情報を元にしています)

青森県十和田市現代美術館の基本情報

(画像=暮らし~のより引用)

十和田市現代美術館は、青森県十和田市に位置する美術館で現代アート作品を中心に展示され国内はもちろん、海外でも人気の美術館となっています。美術館は午前9時から午後17時まで開園しており最終入場は閉館30分前となっています。

(画像=暮らし~のより引用)

十和田現代美術館の観覧料金は、大人1200円・高校生以下は無料となっています。20名以上の団体で訪れる場合は、1100円の団体料金が適応されます。

(画像=暮らし~のより引用)

十和田市現代美術館を訪れる場合、三沢空港からバスでアクセスする事も可能です。電車でアクセスする場合は、八戸駅からバスで約1時間、タクシーで40分程度かかります。車でアクセスする場合は美術館裏の無料の駐車場が空車の場合利用する事ができます。

十和田市現代美術館の魅力&見どころ①【スタンディング・ウーマン】

(画像=暮らし~のより引用)

十和田市現代美術館を訪れたら必ず見ておきたい作品が常設展示されている「スタンディング・ウーマン」です。オーストラリア生まれ、イギリス在住のアーティスト「ロン・ミュエク」の作品で、正方形で真っ白な壁とガラス窓に囲まれた大きな展示出に入ると私たちの何倍も大きな女性が立っているではありませんか。初めてこの作品を見る方はその大きさにびっくりする事でしょう。実際私も思わず声を出してしまいました。

(画像=暮らし~のより引用)

私と「スタンディング・ウーマン」の大きさを比較してみましょう。高さは4メートルの彫刻作品で正面に立つと鋭い目から力強さを感じると共に、光の当たり具合や見る角度によって異なる表情を見せてくれます。身体の微細な部分を克明に再現した作品ということもあり、今にも動き出しそうな雰囲気も感じさせます。

十和田市現代美術館の魅力&見どころ②【オン・クラウズ】

(画像=暮らし~のより引用)

こちらも白を基調とした空間に大きな窓が配置され展示室に1つの大きな作品が展示されています。「オン・クラウズ」と呼ばれる作品で、アルゼンチン生まれ、ドイツ在住のアーティスト「トマス・サラセーノ」も作品です。バルーンと網目状の紐をいくつも組み合わせた作品となっており見る角度によって異なる形を見せてくれます。

(画像=暮らし~のより引用)

オン・クラウズ(エアーポートーシティ)はまるで雲の中に入れるかのような階段が設置されており、紐で作られた網の中に包まれたバルーンの中へ足を踏み入れる事ができます。外から見る作品と中に入って眺める作品の見え方は異なり、幻想的な空間が広がっています。

十和田市現代美術館の魅力&見どころ③【光の橋】

(画像=暮らし~のより引用)

屋外に向かって伸びる宇宙空間を思い浮かばせるアート作品「光の橋」は、六角形の台座を倒したような形状をしており、白と青の光で照らされています。アート作品というより遊園地のアトラクションに乗りる前の雰囲気を感じ、トンネルの中を歩くと屋外に出ることができるように見えますが、トンネルの先はガラスとなっています。

(画像=暮らし~のより引用)

実際に六角形のトンネルを歩くこともできる体験型アート作品です。こちらの作品は、スペインで生まれ現在もスペインで活動をしているアーティスト「アナ・ラウラ・アラエズ」の作品となっており、十和田市現代美術館の常設展示作品となっているのでいつ訪れても見ることができます。また美術館の外からも眺める事ができる作品でもあります。

十和田市現代美術館の魅力&見どころ④【コーズ・アンド・エフェクト】

(画像=暮らし~のより引用)

人間の体の内部にも見え、巨大イカの足にもの見える不思議な作品は大きな展示室の天井からぶら下がる形で展示されています。写真では大きさが分かりにくいですが、天井から床までの高さは9メートルある事を考えるとその大きさが分かりますね。十和田市現代美術館前の通りを歩いている際目に入る作品で外からの光や天井に設置されたライトに照らされシャンデリアの様に輝いて見える綺麗な作品でもあります。

(画像=暮らし~のより引用)

コーズ・アンド・エフェクトと呼ばれるこちらの作品は、韓国生まれ、ロンドン在住の「スゥ・ドーホー」のアート作品となっており、遠目では分かりませんが、近くによってみると、小さな樹脂製の人型彫刻が肩車をしている事がわかります。この小さな人形がいくつも合わさり大きな作品を作りあげている面白い作品でもあります。

十和田市現代美術館の魅力&見どころ⑤【ザンプランド】

(画像=暮らし~のより引用)

小さな入り口を入ると、そこには小さな部屋が用意され、1つの作品として展示されていました。こちらの作品「ザンプランド」は、長崎で生まれ、ドイツに滞在している「栗林隆」のアート作品となっています。こちらの展示室には作品が1つあるようにみますが、実は2つの世界を表現している展示室となっています。その謎は下記の写真を見れば解決します。

(画像=暮らし~のより引用)

展示室の中央に設置されているテーブルと椅子の上に乗る事ができるので早速乗ってみると頭上に丸い穴が空いていました。頭を入れるのに丁度良い大きさなので頭を入れてみると、そこには天井のしたとは異なる2つ目の世界が広がっていました。その2つ目の世界が下記の写真。

(画像=暮らし~のより引用)

足下の空間とは全く異なる世界が目線の先には広がっており、神秘的な池中から顔を覗かせたような雰囲気を味わさせてくれます。霧が流れ込んだ不思議な空間を見ていると心が落ち着くとい言った表現が合う空間です。

十和田市現代美術館の魅力&見どころ⑥【屋外エリア】

(画像=暮らし~のより引用)

十和田市現代美術館の屋外には、無料で鑑賞する事ができる展示スペースが用意されているのも十和田市現代美術館の最大の特徴とも言えます。りんごのオブジェや巨大な虫、カラフルな馬など様々な作品が展示されているので見応え十分な屋外エリアとなっています。屋外エリアにはどのような展示作品が設置されているのか見ていきましょう。

巨大化した真っ赤なハキリアリの彫刻作品

(画像=暮らし~のより引用)

こちらは、巨大化した真っ赤なハキリアリの彫刻作品!京都市生まれ「椿昇」のアート作品となっており、消費社会に警鐘を嗚らす作品となっています。

十和田市現代美術館を代表するフラワー・ホース

(画像=暮らし~のより引用)

目にした事があると言う方も多いのではないかと思う作品が、十和田市現代美術館を代表する作品と言っても良い「フラワー・ホース」は、高さ5メートルを超える大きなアート作品となっており、十和田市の馬との関わりと四季折々綺麗な色で咲く花をイメージさせる作品となっています。

夜露死苦ガール2012

(画像=暮らし~のより引用)

こちらのアート作品も十和田市現代美術館を代表する作品となっている「夜露死苦ガール2012」は美術館の外壁に描かれた巨大作品!青森県生まれの「奈良美智」のアート作品となっています。インスタ映え間違いなしの作品と言えますね。

(画像=暮らし~のより引用)

十和田市現代美術館の魅力&見どころ⑦【アート広場】

(画像=暮らし~のより引用)

十和田市官庁通り挟んで広がる無料の作品広場といえば「アート広場」です。広場には沢山の作品が点在しており見どころが多いのも特徴です。

(画像=暮らし~のより引用)

エルヴァン・ヴルムのアート作品「ファット・ハウス/ファット・カー」は、体が成長するのを建物表現した作品となっています。そのため家や車はプクプク太っており、思わず触ってみたくなります。

(画像=暮らし~のより引用)

家を触ったり、中に入ったりする事も可能。太った家を触ってみましたが、ふかふかした感触ではありませんでした。実際に触ってみてください。

(画像=暮らし~のより引用)

ファット・ハウスの中は2つの窓があるだけで、暗い空間になっており、映像が流されています。

十和田市現代美術館の魅力&見どころ⑧【草間彌生の世界】

草間彌生の水玉の世界を満喫できるエリア

(画像=暮らし~のより引用)

一度は目にした事がある方も多い草間彌生の作品、黄色いカボチャ。こちらは草間彌生を代表する作品で、十和田市現代美術館アート広場に設置されています。

(画像=暮らし~のより引用)

「愛はとこしえ十和田でうたう」と題された作品となっており、草間彌生の作品で有名な黄色い南瓜以外にもキノコや女の子など8つの彫刻作品が展示されており、水玉の世界を楽しむ事ができます。作品の中に入ったり、触ったりする事も可能なので子供と一緒に訪れても楽しめるでしょう。

(画像=暮らし~のより引用)

草間彌生の策品が展示されるアート広場の端には真っ白な彫刻が設置されており、みる角度によっては何か分かりませんが、2つの目を見つけるとそれがお化けということに気づかされるインゲス・いディーの「ゴースト」と名付けられた作品です。

(画像=暮らし~のより引用)

十和田市現代美術館の魅力&見どころ⑨【カフェ・ミュージアムショップ】

(画像=暮らし~のより引用)

十和田市現代美術館屋内、屋外の展示スペースを満喫したとい言う方におすすめしたいスポットがこちらの休憩スペースです。9メートルの吹き抜け空間となっており、大きな窓が開放感を感じさせてくれます。休憩スペースとして使われる空間ですが、1つのアート作品となっているのです。マイケル・リンの作品で「無題」と名付けられています。こちらも常設展示となっているのでいつでも鑑賞する事が可能です。

(画像=暮らし~のより引用)

休憩スペースの横には、ミュージアムショップが併設されており、面白いグッズやおしゃれなグッズ、草間彌生の水玉の世界を楽しめるグッズなどを販売しているので、お土産選びにも最適なスポットと言えます。

まとめ

(画像=暮らし~のより引用)

東北エリア青森で人気の美術館「十和田市現代美術館」の見どころ、魅力を紹介してきましたが、いかがでしたか。有名な作品が常設展示されている他、無料で観覧する事ができるエリアの充実や高校生以下の観覧料が無料など、作品以外の面でも魅力を感じる事ができたのではないでしょうか。子供を連れて訪れても楽しむ事ができる美術館となっているので、青森を訪れた際は足を運んでみてください。

文・クロタノブタカ/提供元・暮らし~の

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