宇宙人(グレイ)の仕業とされる動物虐殺「キャトルミューティレーション」。その被害に遭った動物は、体の一部がくり抜かれ、血液や内臓も奪われてしまう。人間が犠牲となるケースも報告され、ネット上では議論を巻き起こしている。
ブラジル・サンパウロにある貯水池レプレーザ・デ・グァラピランガのほとりで1988年9月2日、40歳男性の遺体が発見された。同国メディア「Portal do Zacarias」によると、身体部位や内臓が切り取られた遺体には、血液が一滴も残っていなかったという。
5年後、スペイン語を教える女性教師、エンカルナシオン・サパタ・ガルシアさんがグァラピランガ事件について調査を開始した。彼女は、友人のルーベンス・ゴースさんから遺体の写真を見せられた。ルーベンスさんは、彼の従兄弟である警察の技術者、ルーベンス・セルジオさんから写真をもらったという。写真を見たエンカルナシオンさんは、グァラピランガ事件と動物が犠牲となったキャトルミューティレーション事件との間に共通点を見出した。
問題の写真に収められているのは、左の眼球と耳、唇、舌、顎骨、陰茎などが切り取られた遺体である。肛門からは直腸が、へその部分に開けられた3センチの穴からは内臓が抜き取られたと見られている。肩と腕にも1~1.5センチ程度の穴が開いていて、筋肉組織も失われていた。専門家によると、これらの傷はレーザーのような器具によるもので、犠牲者は生きている状態で“解剖”されたという。一方、警察は、遺体には争いや拘束の形跡が見られなかったと報告している。
グァラピランガ事件は1993年9月、「UFO Magazine」で初めて報告された。しかし、この雑誌は一部の愛好家にしか読まれていなかったため、一般人が事件に興味を持つことはなかった。宇宙人の存在を信じる人々は、犠牲者は“解剖”の最中に心臓発作で死亡したと主張する。一方、多くの人々は、宇宙人が犠牲者を殺害したという説を信じていない。専門家らは、遺体の損傷はネズミやハゲタカといった動物に食べられた痕跡であると分析する。
グァラピランガ事件は、宇宙人によるキャトルミューティレーションだったのか、それとも野生生物が遺体を食い荒らしただけなのか? 現代の科学技術によって事件の真相が解明されることを願いたい。
(文=標葉実則)
参考:「Portal do Zacarias」、「newsnfo.co.uk」、ほか
文=標葉実則
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
提供元・TOCANA
【関連記事】
・初心者が投資を始めるなら、何がおすすめ?
・航空機から撮影された「UFO動画」が公開される! “フェニックスの光”に似た奇妙な4つの発光体
・有名百貨店・デパートどこの株主優待がおすすめ?
・ネッシーは巨大ウナギではない! 統計的調査結果から数学者が正体を予測
・積立NISAで月1万円を投資した場合の利益はいくらになる?