インドネシア・スマトラ島西海岸の都市ブンクルで2019年2月21日、妊娠中の女性、エルニ・スサンティさん(29)が夫のロミ・セプライアワン(30)に殺害される事件が起こった。その後、ロミが自ら犯した殺人について語っている動画が多数のFacebookアカウントに公開されると、ネット上で大いに話題となった。

 マレーシア紙「WORLD OF BUZZ」などによると、ロミは警察当局によって拘束され、エルニさんは死亡が確認されたが、彼女の体内に宿っていた小さな命は奇跡的に助かったという。事件当日、ロミが助けを求めて叫んでいたため、近隣住民が警察などへ通報した。エルニさんは、首を切られ、“帝王切開”されたように腹まで裂かれた無残な姿に変わり果てていた。近隣住民の証言によると、ロミは現場から逃走したが、最終的には警察に身を委ねる決心をしたという。

 事件の発端は4カ月前にさかのぼる。嫉妬深いロミはエルニさんに携帯電話のパスワードを教えるように迫ったが、エルニさんはそれを拒否。このことがきっかけで2人は絶えず口論をしていた。事件当日も口論となり、ロニは家を飛び出したが、マチェーテを持って帰宅すると妻を襲撃。ロニは、「携帯電話の問題は解決しつつあったものの、エルニさんが蒸し返したため感情的になった」と主張している。

 同月23日、ブンクル市長はエルニさんの葬儀に出席して、「死者が罪を全て赦され、善き行いが全て受け入れられ、埋葬されることを願います。残された家族に幸福と信仰が与えられますように」と哀悼の意を示した。市長は、あらゆる災いは神によって定められた宿命だとしつつも、地域社会がその悲しみを和らげる役割を担うことを明言し、遺族へ金品を提供した。

 美しい妻のエルニさんと生活するロニは、彼女の携帯電話まで管理したいという気持ちに身も心もとらわれてしまった。その独占欲と執着が、血みどろの惨劇をもたらしたのだ。おぞましい事件だったが、赤ん坊が生き残ったのはせめてもの救いだ。この赤ん坊が健やかに育つことを願いたい。
(文=標葉実則)

【閲覧注意】妊娠中の妻を“強制帝王切開”して惨殺した夫! 美しい妻への独占欲が爆発し… お腹の子どもは!?=インドネシア
(画像=画像は、「YouTube」より,『TOCANA』より 引用)
【閲覧注意】妊娠中の妻を“強制帝王切開”して惨殺した夫! 美しい妻への独占欲が爆発し… お腹の子どもは!?=インドネシア
(画像=画像は、「YouTube」より,『TOCANA』より 引用)

参考:「WORLD OF BUZZ」、「Tribunnews.com」、「Bengkuluekspress.com」、ほか

※当記事は2019年3月の記事を再掲しています。

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提供元・TOCANA

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