SRX400の車種プロフィール
登場は1985年4月。当時はスポーツモデルの高性能化が強く求められており、ヤマハは「走り」を追求するFZシリーズを中心に展開。その中で、SRX400(600)はバイクそのものが持つメカニズムや素材の美しさを楽しむ「味わい」のあるモデルとして登場した。しかし、ただ味わい深いだけではなく、ビッグシングルならではのスパルタンな走りが支持されて人気モデルに。1990年にフルモデルチェンジし、その後も数年間販売が続けられた。なお、ヤマハによる正式名称は「SRX400」だが、サイドカウル表記から「SRX-4」と称されることもある。
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装備チェック
足回り
フロントフォークは正立で、アウターチューブにバフがけ+クリア処理がなされている。
リヤはモノクロスサスペンションを採用。
ブレーキはフロントが対向4ポットキャリパー、リヤが対向2ポットとなっている。
ハンドルまわり・灯火類
スピードメーターはホワイトパネルを採用。
タコネーターはセパレートタイプになっている。
ヘッドライト(インプレ車両は社外品のレンズに変更されている)はハロゲン。
ウインカーはバフがけのアルミボディというぜいたくなつくりだ。
エンジン・吸排気・トランスミッション
インプレッション車両は後期型と呼ばれるモデル。
前期型はキック始動だったが、この後期型からセルスターターが装備されている。
またSR400と同じく、オイルパンを持たないドライサンプ機構を採用。
SR400はオイルパンの代わりにメインフレームの中へオイルを通す機構だが、SRX400後期型は車体前方に設置されたオイルタンクを利用している。
これにより冷却効率を向上させている。
また、ユニークなのがキャブレターだ。
単気筒エンジンながら2つのキャブレターで構成されるYDIS(=Yamaha Duo Intake System)と呼ばれる機構。
低速用のキャブレターと高速用のキャブレターを使い分けけることで、あらゆる速度域でも滑らかにスポーティに走ることができる。
その他の装備
タンク はニーグリップを想定したえぐり込みのある形状。
立体エンブレムもタンクの湾曲に合わせた形状となっており、しっかりとコストをかけられていることがわかる。
シートも車体と同じくスリムな形状になっており、座面は非常にソフト。
タンデムシートはスポンジが柔らかいため現行の250~400ccのスポーツネイキッドよりラクに座れる。ただし、タンデムステップの位置が高く、ヒザはやや窮屈な印象だ。
※当記事はYoutubeチャンネル「Motorcycle Fantasy」協力のもと、モトメガネが編集構成しています。