■犯行を自供した姑

警察に事情を聞かれた姑は「私が刺しました」と話し、女性とは日頃から仲が悪かったと明かした。女性は姑を嫌い、毎日のように暴言を連発。事件直前には姑を蔑称で呼び、「私を殺しなさいよ」などと煽ったのだという。

逆上して女性を刺した直後、姑は女性の夫である息子にすべてを報告。警察にも速やかに通報したが、比較的冷静だったようで、凶器として用いた包丁の血もきれいに拭いてあったという。

■管理人も知っていた嫁姑問題

事件現場となったアパートの管理人も、姑と女性の関係が悪いことは知っていたらしく、「ふたりはしょっちゅう喧嘩していました」と証言している。

また同居する家族のうち働いていたのは女性だけで、夫のほうは無職だったとも話している。そのため経済的に豊かではなかったようで、家賃の支払いが遅れることもよくあったそうだ。

警察は姑と夫の身柄を確保し、ふたりから詳しい事情を聴いている。女性の家族が嫁姑問題について知っていたのかなど、詳細は分かっていない。