値段以上のクオリティを感じさせてくれる日用品やアイデアグッズを日々生み出し、我々の生活に欠かせない存在になっている100円ショップ。
多くの商品が、“安物買いの銭失い”という言葉を過去のものにするような良品ばかりだが、一部には、まだまだそのクオリティに疑問符が浮かんでしまうような、残念ポイントを有した商品もある様子。
そこで今回は、100円ショップ業界の大手、ダイソー、セリア、キャンドゥ3社のなかから、場合によっては“買って失敗した”と言いたくなってしまいかねない商品を独断で選出。実際に購入して使ってみた所感と合わせて、忌憚なくレビューさせていただいた。本記事を読んで、買い物時の参考にしてもらえれば幸いだ。
ダイソー「アルコール除菌スプレー」/110円

最初に紹介をするのは、業界シェア1位のダイソーの商品だ。
本品は、まだまだ続くコロナ禍を過ごすうえで持っておきたい、携帯用のアルコール除菌スプレーである。手のひらに収まるミニサイズなので荷物がかさばらないのは嬉しい。
だが、この商品には大きな要注意ポイントが隠されている。なんと、人体に直接吹きかけてはいけないタイプのアルコールスプレーだそうで、本体の表記にも“人体には直接使用しないでください”という趣旨の注意書きがされているのだ。
確かに注意書きが施されているとはいえ、昨今多くの商業施設などの入り口に設置されるアルコール除菌液は、直接肌にすり込むタイプ。そのため、勘違いして本品をうっかり肌に使ってしまうと、手荒れの原因にもつながりかねないだろう。
ダイソー「キッチンラップ 22cm」/110円

次の商品も、ダイソーから発売されている商品。
食べかけのものを保存できるラップは、大手有名メーカーのものならば、その切れ味も良く高品質。だが少々値段が張るところもあり、日々使い所の多い消耗品であることを考えると、100円ショップのラップを選ぶ人も少なくないだろう。
ダイソーのラップは110円でお得なのだが、ひとつ大きな落とし穴がある。それは、“電子レンジで使用できない”ということ。そのため、本品を使用したままレンジにかけるとクシャクシャになってしまうのだ。
ラップをして加熱調理をしたり、ラップをして冷蔵しておいた料理を後日そのままレンジにかけたりなど、ラップと電子レンジは切っても切れない関係にあることを鑑みると、その使い勝手はかなり悪い。しかも、この大事な注意書きが裏面に小さくしか表示されていないのは不親切すぎないだろうか。