英国ベントレーの2ドアサルーン「コンチネンタルGT」が、新世代のパワートレーン「ウルトラパフォーマンスハイブリッド」を搭載し、第4世代へとバトンタッチする。

その一方、現行モデルをベースにした日本専用の限定車「ラスト・オブ・ライン コレクション」も展開中。限定10台となる同モデルでは、内外装で真逆の世界観が表現されている。

ベントレー史上最強かつサスティナブル

2002年に登場したコンチネンタルGTは、1952年当時の世界最速4シーターカー「Rタイプコンチネンタル」をモチーフとするグランドツアラー。

現行モデルは2018年にデビューした第3世代で、現在はベントレーのラインナップの中で、2番目の人気モデルになっている。ちなみに1番人気は、時代の風にも乗ったハイエンドSUVの「ベンテイガ」だ。

6月に発表予定の第4世代には、ベントレー初となる「ウルトラパフォーマンスハイブリッド」を搭載。新しいV8エンジンと電気モーターを組み合わせた新世代のパワートレーンは、システム全体で最高出力782ps/最大トルク1,000Nmという、ベントレー史上最強のパフォーマンスを発揮する。

その一方、電気のみで約80kmを走り、CO2排出量(WLPT)も50g/km以下というサスティナブルな性能も両立。

その他、トルクベクタリング機能付きアクティブAWDやAWS(オールホイールステアリング)、48V電動アクティブアンチロールコントロールなど、最新世代のシャシーテクノロジーが惜しみなく投入されている。

スポーティ感が際立つ「ラスト・オブ・ライン」

日本専用の限定車「コンチネンタルGT アズール ラスト・オブ・ライン コレクション(41,657,000円)」は、ベントレーのビスポーク&コーチビルド部門であるマリナーによって、日本の顧客のためだけに10台が手作りされる。

デザインテーマは、“白”と“黒”。ソリッドホワイトの「アークティカ」をまとう外装では、ブラックラインスペックやGTブラックルーフ、ボディ同色のピンストライプを配したブラックホイールなどを装備し、これまでにないスポーティ感を漂わせる。

一方の内装は、ブラックの「ベルーガ」を基調にシングルトーンで構成し、外装とは真逆の漆黒の世界観を表現。また、シートやダッシュボードの刺繍などに奢られたホワイトのアクセントが、上品でエレガントな雰囲気を創り出している。

熟成を極めた現行モデルの限定車を選ぶか、新世代のパワートレーンを搭載した第4世代を待つか。どちらを選択したとしても、優雅でエキサイティングなカーライフを送れるはずだ。

ベントレー コンチネンタルGT


(zlatan)

※価格はすべて税込