自転車事故による死亡事故の賠償金額が1億近くに及ぶことも

自転車で死亡事故があるなど想像がつかないかもしれないが、スポーツタイプや電動アシスト自転車などは思わぬスピードが出ることもあるので、自転車の運転は十分に注意が必要だ。前方不注意の状態で歩行者にぶつかってしまった場合、重大な事故になることが予想される。

自転車の事故でも、死亡・重傷事故を起こしてしまった場合、非常に高額な賠償金が請求されることも珍しくない。2013年には神戸地裁で9,520万円の賠償判決が出た。その5年前の2008年には、東京地裁で9,266万円の賠償判決が出ている。自転車事故の賠償で、自己破産する場合も現実的にありえることだ。

神戸地裁のケースは、事故を起こしたのは11歳の男子小学生。夜、自転車で帰宅途中に歩行中の女性(62歳)と正面衝突し、頭蓋骨骨折などの重傷を負わせてしまったのだ。女性は意識が戻らず、高額な賠償金を保護者である親に課されることになった。

このような事例を考えると、自転車保険の加入などで万一の場合に備えることは、大きな安心になると考えられる。
 

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