チェルシー(イングランド)が、レスター・シティ(同2部)を率いるエンツォ・マレスカ監督の招へいに近づいているようだ。
昨夏に就任したマウリシオ・ポチェッティーノ監督と21日に双方合意の下で契約を解除したチェルシー。その後任としてブレントフォード(イングランド1部)のトーマス・フランクやイプスウィッチ・タウン(同2部)のキーラン・マッケナ監督など複数指揮官への関心が取り沙汰されている。
そのなかで、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、チェルシーはマレスカ監督に延長オプションが付随した2年から3年契約を用意いるとのこと。イタリア人指揮官はチェルシーのプロジェクトに賛同しており、1000万(約17億円)ユーロという保証金についてクラブ間交渉が行われるようだ。
現役時代にはユベントスやセビージャなどを渡り歩いたマレスカ氏は、2017年にアスコリで指導者キャリアをスタート。複数クラブのアシスタントを務めたのち、2023年夏にレスターの指揮官に就任すると、ポゼッションを主体としたサッカースタイルを築き上げ、1年でのプレミアリーグ復帰とリーグ優勝に導いた。
なお、今季のチェルシーはシーズン序盤は勝ち点をなかなか積み上げられなかったが、イングランド代表MFコール・パーマーを中心に最後は5連勝で6位フィニッシュ。来季のUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ出場権を獲得している。