ユベントス(イタリア1部)が、ボローニャ(同1部)に所属するU-21イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(21)の獲得に動いているようだ。
ローマ下部組織出身のカラフィオーリは2020年にトップチーム昇格を果たすと、ジェノアやバーゼル(スイス)でのプレーを経て、2023年夏にボローニャへ移籍。対人守備の強さや卓越した足元の技術を活かしたビルドアップ能力を武器に今季はここまで公式戦37試合に出場して2ゴール5アシストを記録している。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、モンツァ(イタリア1部)でプレーするイタリア人GKミケーレ・ディ・グレゴーリオの獲得が迫っているユベントスは次なる守備強化のオプションとして、カラフィオーリの引き抜きに注力しているようだ。
また、15回目の優勝を果たしたコッパ・イタリア決勝での行動が問題視されて解任されたマッシミリアーノ・アッレグリ監督に変わる指揮官としてユベントスは、ボローニャをUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場に導き、今季限りで退任するチアゴ・モッタ監督が3年契約で就任することが決定的となっている。
カラフィオーリはユベントスでモッタ監督と共闘することに賛同しており、個人合意は問題ないとみられている。今後はユベントスとボローニャによるクラブ間交渉が行われる見込みで、選手譲渡によるオプションもありうるようだ。