横浜F・マリノスは日本時間25日深夜に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝2ndレグで、UAE1部アル・アインに1-5と敗れ、優勝を逃した。そのACLの大会方式が2024/25シーズンから大きく変わることに関連して、Jリーグ秋春制移行に関する議論が白熱。一部からアジアサッカー連盟(AFC)への批判も湧き起っている。
AFCは2024/25シーズン以降におけるACLの大会方式について、「外国人選手登録枠の撤廃」「準々決勝以降のサウジアラビア集中開催」をすでに発表。ブラジル代表FWネイマールやポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドなど、サウジアラビア国内クラブによる大物獲得が相次いでいるだけに、実質中東勢のタイトル獲得を後押しする大会規定とも解釈できる。
一方、Jリーグは昨年12月19日、2025シーズン終了後に0.5シーズンの特別大会を設けた上で、2026/27シーズンから秋春制に移行すると発表。発表前には、ACLの秋春制導入がJリーグのシーズン以降を加速させる要因だと報じられていた。
ACLの大会規定変更を受けて、2026/27シーズンの同大会でJリーグクラブがベスト8入りを果たした場合、シーズン終盤におけるJリーグの日程変更は避けられないとみられる。それだけにネット上では「ACLのための秋春制以降とは何だったのか…」「Jリーグ秋春制移行の意味がなくなるのでは…」「秋春制移行は失敗だったのでは?」といった嘆きが。
今月15日にタイ・バンコクで開催されたAFC総会を通じて、AFC会長および執行委員会の任期制限が撤廃されたこともあり、「AFCは中東に肩入れしている」「ACLのサウジアラビア集中開催もそうだけど、AFCのやり方は酷い」などと、AFC批判が湧き起こる一方、「AFCの東西分割を!」「日本サッカー協会の働きかけが足りないのでは?」という意見も見受けられる。